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Battle of Akragas(BC406):SBGC09/02

最後は GBoH:Alexander(GMT) を四人プレイ。
シナリオは Tyrant からカルタゴ対シラクサの Akragas です。

Akragas_2007090201Battle of Akragas(BC406)

セットアップを撮りそこねたので第1ターン序盤の写真です。散兵がちょっと進んでいます。
左が大ギリシア勢を従えたシラクサ側のホプリタイ部隊。
対する右がカルタゴ勢ですが、奧から順にイベリア軽装歩兵、ギリシャ傭兵ホプリタイ、リビア中装歩兵、リビア軽装歩兵と悩ましい戦列。N村はカルタゴ左翼を担当していたので、配下はリビア軽装歩兵の半裸軍団です。どうしろと?

展開は、シラクサ側ホプリタイ部隊があと一歩で突入というところで、カルタゴ側がトランプ。微妙な位置で停止してしまったシラクサ側に、軽装部隊が戦列の隙間と側面からワラワラと突入。巨象に群がる蟻のごとく、局所的な数の暴力と側面攻撃でホプリタイをタコ殴りに。

シラクサ側は側面を騎兵で援護するはずが、両翼とも指揮官がモーメンタム大失敗(1/100)を出して後退するという大失態を連発。調子に乗ったカルタゴ勢が戦列を突破しはじめるにおよんで、2ターン目でシラクサ側投了となりました。

モーメンタム失敗はともかく、ホプリタイの柔軟性のなさが浮き彫りとなった対戦でした。


以下帰ってから気づいたルール忘れ。

・シナリオ特別ルールで、散兵(SK)と戦車(CH)は2ヘクス間隔まで戦列と見なされる。
・通常の軽装歩兵(LI)は、重装騎兵(HC)に防御優勢を得られない。この能力を持つのはペルタスト(LI/LP)のみ。
・白兵戦に従事した軽装歩兵(LI)は弾切れとなる。
・ファランクスの敗走(Phalanx Rout)の持久チェックは、位置的優勢状態からの攻撃には使用不可。


またbuqbuq氏からルール変更点の話題が出たので、前に記事にしておいた変更点一覧をリンクしておきます。

GBoAD:1995年版と2003年版のルール相違点

ファランクスの敗走(9.65:Phalanx Rout)は、モジュールの Phalanx(1998)で Rally 失敗即除去として導入され、GBoAD(2003)で持久ルール& Rally 不可能に改められたようです。持久チェックのタイミングが明確でないので、もう少し煮詰めておいてほしかったルールです。

また「相手の3倍ダメージを受けていると2点追加」(8.37:The Push of Shields/Breakthrough)はよく忘れられますが、実は初版からのルールです。これと「あと1点で敗走しちゃうチェック」(8.38:The Collapse)が、GBoHの戦闘を煩雑にさせている元凶なんじゃないかと思っております。このあたりを省いて、CRTダイス一発で損害決定は終わりにするとスマートになると思うのですが。試しに今度やってみます。

とはいえ The Push of Shields がないと対ファランクスでローマ軍団兵が苦戦しますから、今更バランスを変えるわけにはいかないんでしょうね。

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