Combat Commander 三戦:Immmelmann12/22

2007年最後のゲームサークルに、週末に Immmelmann にお邪魔してきました。
まずは kotatu 氏と、間にドイツゲーをはさみながら Commbat Commander を三戦ほど。

S102:Night Shift(France,1944/7/11)

Combat Commander:Europa のP500予約者ボーナスシナリオ。現在は同じくボーナスシナリオのS101と共にCC:E 公式サイトからダウンロードできます。

状況は攻勢準備のために集結していた米軍部隊に、独軍が先手を打って薄暮奇襲を仕掛けるもの。両軍10個分隊以上と充実した重火器が登場する、CC としては大きめのシナリオです。

Ｎ村の担当は米軍側。Light Motor*3, HMG*1, MMG*1 と OOB の上では大変充実した装備の米軍ですが、見通しの利かない生垣地帯で間接射撃のできない迫撃砲は無用の長物。ついでに奇襲を受けたため Order 数が1なのが大変厳しい。両翼に指揮官+機関銃の火点を作って、全体は引き気味に配置してみます。

kotatu 独軍は米軍右翼に部隊を集中投入。米軍は増援の砲兵支援を2ヘクスの至近距離に誘導して防戦に努めますが、2個小隊の突撃を支えきれずに機関銃座が陥落。右翼崩壊の危機に。

その後は依然僅差でVPをリードする米軍が、ゲーム終了まで持ちこたえられるかという「朝か死か」というレースに。結局独軍の再突撃前に時間切れとなり、米軍は無事朝日を迎えました。

S13:Tussle at Mleme(Crete,1941/5/21)

2戦目は新作の Combat Commander:Mediterranean より、Crete 島での独空挺部隊とニュージーランド軍の対戦。退却するニュージーランド軍中隊の前に、空挺2個小隊が立ちふさがります。

Ｎ村の担当はニュージーランド軍（英軍相当）。前衛の小隊で独軍を拘束して、増援の中隊主力を手薄な翼から突破させる作戦。序盤に独軍の2個分隊を除去できたため、おおむね優勢に部隊を進めます。
独軍は根本的に部隊が少ないのでミスが許されず、また射程も短く重火器も持たないため、このシナリオは少々バランスが厳しい印象です。

しかし中盤にＮ村の思わぬボケが発覚。イベントカードを引いたところ、結果はなんと「Commissar」　実はソ連軍デッキを英軍デッキと間違えて使用していたのでした。色が茶色系で似ているとはいえ、写真と国籍マークで気づきそうなものですが、混乱した戦場では信じがたい錯誤が発生するという実例でした＜オイ
というわけでＮ村の反則負け。

S20:A March in December(Finland,1939/12/12)

最後はこれも CC:M より冬戦争シナリオ。一本道に縦隊を並べたソ連軍に、"Motti Tactics"で森の中からフィンランド軍（枢軸中小国精鋭相当）が襲いかかります。両軍とも15個分隊が登場する大型シナリオです。

Ｎ村赤軍は、縦列先頭の小隊は見捨てて中央で防御。最後尾から反撃して順次押し出す作戦。両軍片翼で攻勢をすすめる互角の展開となりましたが、中盤に絶対優位(戦力差5)の白兵戦に敗北し、フィンランド軍が指揮官スタックを失ったところから雲行きがあやしくなります。
攻勢が鈍ったフィンランド軍を尻目に、体勢を立て直した赤軍部隊がじわじわと反撃。そのまま押し返して損害サドンデスによる勝利となりました。

ところでこのシナリオで一同の失笑をかったのが、ソ連軍前衛小隊を指揮していたGordov伍長。序盤の奇襲で Broken から Rout させられ盤外逃走。その後指揮官不足に悩むソ連軍により Walking Wounded イベントで復活しますが、よりによって登場ヘクスが先頭集団壊滅後の道路上。慌てて逃げ出したものの、背後から撃たれて再び除去。懲りずに Walking Wounded で再復活しますが、登場ヘクスはまたも先ほどの道路上。当然のごとくフィンランド軍に突撃されて三度除去。それほどまでに部下が心配なのか、責任感が強いのも困りものです。