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天下強奪:GCS01/12

坂戸のプレイ初めは「天下強奪」。
コマンドマガジン誌の最新作を帝王氏とプレイしてきました。

天下強奪(CMJ#78)

NAW で Victory at Normandy な作戦級関ヶ原。

N村西軍は関ヶ原に主要大名を集めて防衛線を構築。

Cmj78__2008011203

しかし帝王東軍は、これを家康を陣頭に強引に突破。この関ヶ原合戦で島津、毛利、大谷、小西ら西軍主戦力は軒並み討ち死に。東軍の大軍が近江に雪崩れ込みます。

佐和山を失い、有力な部隊は田辺督戦から帰還中の石田、愛知川付近で必死の防戦に努める立花、伊勢方面で別動していた宇喜多を残すのみで、もはや防衛戦を張る部隊もつきかけた西軍。しかしここで、まさかの秀頼出陣イベントが発生します。決定的な寝返りは発生しなかったものの、この混乱で西軍もなんとか時間切れ判定勝ちを狙えるところまで持ち直します。

秀頼出陣の衝撃から立ち直った東軍は、依然優勢な兵力を並べて前進を再開。田辺・水口・伊賀上野のうち、2カ所を落とされれば西軍敗北という微妙な形勢で最終ターンを迎えます。しかし三城に取り付いた東軍でしたが、ダイスは振わず、全て守りきった西軍の勝利となりました。

ちなみに今回の小早川は、佐和山防衛戦で登場して防衛線を崩壊さておきながら、直後の秀頼出陣で西軍に復帰。水口に入城して秀忠勢と攻城戦を戦い、一旦は追い出されたものの最終ターンにこれを奪回。はた迷惑な動静で終始キャスティングボードを握っていました。


いろいろと懸念させたシステムですが、コマンドポイントは配分に苦悩させられて良好。また戦国ものは疎いので、無茶な寝返りシステムもそれほど気にはなりませんでした。没個性なはずのアントライドユニットに、キャラクター性を持たせねばならないところが苦しいところですね。純粋にゲームとしては十分面白かったです。

しかしこのスケールの前近代戦で、部隊が戦線を張って包囲を避けながら前進してくるのはやはり非常に違和感が。古典は古典として、NAW システムに拘らずにもう少し時代とスケールにマッチしたシステムを引っ張ってきた方が良かったんじゃないでしょうか。

天下強奪(CMJ#78)

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