Chaeronea(338BC):小猿遊会03/23

　今週末は初参加の小猿遊会へ。
　無予告の飛び入りでしたので、ひとまずバタイユを見物して空き人待ち。今回プレイされていたのは Auerstaedt だったのですが、1マップで部隊規模も手頃で入門用に良さそうな印象でした。
　などと戦場に展開するダヴーを見物していると、y.nakano氏が遅れて来場。同氏にお相手いただき、持参の GBoH:Alexander をプレイしてきました。

Chaeronea(338BC)

　y.nakano氏は Samurai を読み込まれていましたので、インストもサクサクと進んでプレイ開始。久々のプレイでこちらのルール確認の方が手間取りました。西洋系の GBoH は初プレイということで、シナリオは手頃な長さの戦列同士が相対する Chaeronea を選択。こちらはギリシャ側に回ります。

　以前あまり捻った部分はなく導入に使いやすいシナリオだったのですが、最新版ではマケドニア軍（赤）ファランクスがすべて二重ファランクスで配置されています。このためルール的には少々面倒になりました。ギリシャ側（紫）も両翼の一部が二線配置に変更されています。

　最初の2ターンはお互い徐々に前進しながら陣形を変更。ギリシャ側は右翼を延ばしながら前進させ、片翼包囲の構え。対するマケドニア側は、二重ファランクスを崩して戦列を延ばしながら、ギリシャ側左翼と中央に迫ります。

　第3ターン、戦端はギリシャ側左翼の軽装部隊の突撃で始まります。マケドニア戦列の右側面を狙って突撃した軽装騎兵＆ペルタストでしたが、対するファランクスは側面攻撃に耐えて持久。格の違いを見せつけます。続くギリシャ側のモーメンタムでは Philip がトランプ。ギリシャ側中央と左翼にファランクスの戦列が突入します。この突撃でギリシャ側中央の同盟諸国ホプリタイが敗走。ギリシャ側戦列の中央に穴が空きます。これを見た Alexander と配下の騎兵は、隙のないギリシャ側右翼から中央へとスライド。

　第4ターン、ギリシャ側はマケドニア騎兵の消えた右翼で前進。中央でも反撃で先の戦闘で疲弊したファランクスを1ユニット葬ります。しかし続くマケドニア側の反撃で残る2個の同盟諸国ホプリタイも敗走。ギリシャ側が右翼から回り込むか、マケドニア側が中央を突破するかという勝負となります。

　第5ターン、ギリシャ側は前進した右翼のテバイ部隊でマケドニア側軽装歩兵スクリーンを蹴散らします。続けて中央に回り込んで、側面からファランクスを刺せれば活路が見いだせます。
　しかし続くモーメンタムに Alexander がきっちりとトランプ。テバイ部隊の間隙から重装騎兵が雪崩れ込み、背面攻撃で次々とこれを撃破。左翼アテナイ部隊を残して連合軍は崩壊し、ヒストリカルにマケドニア側の勝利となりました。

The Great Battles of Alexander:Deluxe Edition(GMT)