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Manchu:GGG03/09

 続いて海賊10番氏の要望で、いろいろ手を入れている Manchu をプレイ。

Manchu(S&T#226)

 昨年から地味にプレイ回数を増やしている戦略級太平天国ゲーム。教科書でも必須ですし、日本史にも影響を与えたメジャーテーマだと思うんですけど、やっぱり一般的には論外?

 今回の担当は清帝国。主力以外は1ステップの部隊をばら撒き、空き城を作らず地味に消耗を強いる戦略を試してみます。太平天国側は広西・湖南と順当に制圧し、第3ターンには長江流域に出現。早くも清帝国は「全面介入」にヒートアップします。

 永安以来の宿敵・江忠源の部隊を武漢で壊滅させた太平天国は、この地に天京を建立。周辺の制圧とばら捲き作戦で疲弊した部隊の再建に努めます。この時点で清側には南京の双福(全指揮官中最弱)以外にまとまった部隊はなし。とにかく将と部隊を集めねばということで、長江中流域が浸食されるのを尻目に徴兵と指揮官の登用に努めます。その甲斐あって湖北に湖翼林、安徽に李鴻章が登場。曽国藩も引き当てたのですが、地元の湖南が太平天国に完全制圧されていたため登場できずに涙を飲みます。

 陣容を整えた太平天国側は、主力の楊秀清を長江下流へ、支隊の韋昌輝を陸路北上させ黄河を目指します。この北伐隊は追撃する湖翼林を破って安陽に至り、座視できなくなった清は僧格林沁率いる蒙古騎兵を南下させます。長江戦線では向かうところ敵なしの楊秀清が江蘇を制圧。清側は李鴻章を蕪湖に配して南京突破を防ぐのが精一杯。

 しかしここで、清帝国にとっては天の助けとなる天京事変が発生します。これにより楊秀清が粛正され、なぜか安陽駐屯中の韋昌輝まで処刑されてしまいます。これで指揮官不在となた北伐軍は実質的に孤立。安堵した清は空白地となっていた四川を奪回し、双福隊を沿岸から広東へ向かわせるなど地味に反撃を開始します。

 対する太平天国は、新たに登場した李秀成に楊配下の部隊を引き継がせ、長江を西進。平行して大運河沿いに北伐軍残余を南下させ、南京を攻略しつつこれを収容する構えです。李秀成に対するは、ヒストリカルに李鴻章。戦力的には若干劣る李秀成でしたが、緒戦の蕪湖攻囲を制して南京に至り、名将の片鱗をうかがわせます。しかし続く南京の攻囲では、守る李鴻章が辛うじて勝利。北伐軍の命運は絶たれたか、というところで時間切れ終了となりました。(第10ターン)

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 写真は南下してきた北伐軍残余と、その救援に向かう李秀成。中間の南京に立ち塞がるは李鴻章の図。

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