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Bagradas Plains(255BC):GCS06/27

ゲームサークル坂戸6月例会にて、再販されたばかりのSPQRをy.nakano氏とさっそくプレイしてきました。

Bagradas Plains(255BC): SPQR(GMT)
シナリオは第一次ポエニ戦争中盤。チュニジアに上陸したRegulus率いるローマ軍をスパルタ人傭兵隊長Xanthippus率いるカルタゴ軍が散々に破った会戦。ザマやカンネーと比べて知名度はかなり劣りますが、SPQR収録シナリオの中では最も手軽で両陣営の特性もはっきりしているため、初めてプレイする場合にはお勧めのシナリオです。今回は陣営を入れ替えて計2戦プレイしてきました。

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まずはローマ側を担当しての一戦目。ローマ側は上の写真のように4個軍団をVelites(最前列)、Hastati(2,3列)、Principes(4,5列)、Triarii(最後列)と並べたローマ軍団教科書通りの配置。対するカルタゴ側は、中央前列に戦象、後列に戦列歩兵。両翼に騎兵と軽装歩兵を配したこれまた教科書通りのヘレニズム式。ローマ側も一応両翼に1ユニットずつの騎兵が居るのですが、騎兵戦力ではカルタゴ側が圧倒的です(計10ユニット)。両翼包囲を受けるのは必至の小カンネーとなりそうな布陣ですが、ローマ側指揮官の低いイニシアチブ値からして複雑な機動は無理があるため、ここは敢えて史実通りの中央突破を目論みます。

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というわけで第1ターン終了時の状況。申し訳程度に側面にスクリーンを貼り、主力は正面の戦象部隊に突撃します。後手に回ったy.nakano氏は戦象を敢えて突撃させずに射撃戦を展開。特に本シナリオでは戦象部隊が隙間なく並んでいるため、射撃や白兵戦を集中して突破口を開くことが難しく、全戦線平押しでの強襲となりました。ちなみにこの時点で既にローマ騎兵は駆逐され、カルタゴ騎兵がローマ軍の背後を窺っています。

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続く第2ターン終了時の状況。どうにか突破口を開いたローマ軍中央。しかし側面防御部隊を蹴散らしたカルタゴ騎兵が戦線の背後に迫ります。手前のTriariiはルールにより投入が制限されており、この時点ではまだ移動できません。

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第3ターン終了時。突破口から雪崩れ込んだ軍団歩兵がカルタゴ軍の戦列を蹂躙。一箇所でも戦列に弱い部分を見つければ、部隊を密集させてそこから穴をこじ開けてしまえるのがローマ軍団の恐ろしいところ。この後に絶妙なタイミングでTriariiの移動制限が解除され、Principesの背後に回っていたカルタゴ騎兵を挟み撃ちにすることに成功。損害に構わず中央を突破を成功させたローマ側の勝利となりました。


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続いて陣営を入れ替えての2戦目。改めてカルタゴ側の布陣を眺めると、中央右翼側のケルト中装歩兵の貧弱ぶりが(TQ4)が目を引きます。白兵戦前のモラルチェックだけで敗走してしまう確率が20%というのは戦列歩兵としてどうなのよ?

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第1ターン終了時。y.nakano氏のローマ軍は、側面騎兵の不足を歩兵で補おうと豊富な軍団歩兵を左右に展開させます。これでローマ軍中央の布陣が薄くなったのを見たカルタゴ側は、戦象部隊の突撃を実施。Velites戦列を一掃し、戦線中央を更地に変えます。また両翼騎兵を前進させ、左右に展開するローマ軍の先端に噛みつき乱戦に陥ります。

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第2ターン終了時。ローマ側はケルト中装歩兵の布陣するカルタゴ右翼に攻撃を集中。側面攻撃を繰り返すカルタゴ騎兵を追い散らし、ケルト中装歩兵に迫ります。続くターンにカルタゴ側は右翼を歩兵戦列まで引いて防御態勢をとり、突出したローマ軍を追い返します。また中央で生き残っていた戦象部隊を左翼に向かわせ、左翼騎兵と合わせてこの方面のローマ軍を蹂躙。この反撃によりローマ軍の戦列は崩壊し、第3ターンでカルタゴ側の勝利となりました。

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