American Megafauna(SMG):GGG09/14
最近TAG氏が布教している本作。先日の坂戸でのプレイがたいへん面白そうでしたので、ぜひともとGGGにてプレイさせていただいてきました。専門用語満載の取っつきの悪いゲームにもかかわらず、インストをありがとうございました>TAGさん
American Megafauna(Sierra Madre Games)
後の北アメリカとなる大陸を舞台に、古生代から新生代までの生物進化と生存競争をシミュレートするゲーム。Quirks(EON)をSPIがヒストリカルゲームに仕立てたようなゲームとでも言いますか。
各プレイヤーは鳥脚類(鳥の先祖)や犬歯類(有胎盤哺乳類の先祖)などの原型種のひとつを担当。毎ターン場札として提示される遺伝子カードを競り落として種を進化させ、変動する環境や捕食対象に適応しながら種の繁栄をめざします。環境変動によるエリアの植生(および低次生産者)の変化に対して、草食動物が形態や採集機能を変化。これに追従して肉食動物もまた形態を変えてゆく一連の流れが、非常にスマートに表現されていることに唸らされました。テーマ、システム共に非常に気に入ったので即購入を決定。
今回のプレイでは、N村はドッグフェイスこと犬歯類を担当。他の3プレイヤーはすべて古生代・中生代に有利な爬虫類系のため、序盤の遺伝子獲得に出遅れて苦戦します。様々な生態系に適応して草食動物としての活動範囲を広げる爬虫類種たちに対し、同じ土俵で勝負しては相手にならないため、早めに草食路線に見切りをつけて肉食化。他のプレイヤーを捕食して生きながらえます。爬虫類陣営でも出遅れたY氏が肉食化。爬虫類その2のT氏は序盤に翼遺伝子を競り落として敏捷性が大幅にアップ。肉食2陣営はこれを捕食できず、二人で食べやすいTAG氏のクチバシトカゲとその派生種をシェアして糊口をしのぎます。ところで肉食軍団の魔の手から逃れていたT氏の鳥ですが、翼に伴うサイズ制限のため使用できる遺伝子が大幅に制限され、これはこれで大変だったとのこと。
そうこうするうちに、破局カードが連発してCO2濃度が次第に増加。生態系はどんどん北に追いやられ、赤道付近には不毛の地が出現し始めます。狭まる生態系に各種族とも個体数が激減。ついには絶滅する種も現れます。ドッグフェイスN村は、水棲と装甲貫通の遺伝子を持つ派生種を獲得して一部が沿岸に進出。この堅い貝を捕食する草食種と、それを捕食する肉食種のコンビを確立してなんとか破局に対処。どうにか個体数の減少を抑えて中生代を乗り切り、暫定首位でのゲーム終了となりました。
地球温暖化恐るべし。
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コメント
AMFのプレイ、お疲れ様でした。
温暖化に伴い、あんまりにも生物群(バイオーム)が居なくなるので、ルールを読み直してみたら、いくらか間違って解釈していたみたいです(汗)。
実は正規のルールだと、生物群は盤外にはいかないようです。ホントはもうちょっと生物群が残っていたような気…
投稿: TAG | 2008年9月18日 (木) 01時11分
こちらこそ、プレイエイド山盛りで助かりました。噂に違わぬ良作でした。
生物群は動いていっちゃうことには変わりないので、今回は根本的に引きが足りなかったように思います。生物群で遺伝子を貰った覚えがほとんどありませんでしたし。一回のプレイに使用するカード枚数が総数よりかなり少ないので、こういうイベント比率のぶれが無視できないのはちょっとマイナスかも。
投稿: N村 | 2008年9月20日 (土) 00時41分