Kremlin(AH):GGG09/14
フォースの暗黒面に墜ちた後は、今度はソビエト共産党の暗黒面へ。好きなゲームなのですが、意外にプレイヤーが集まらずプレイは10年ぶり近くになります。
ソビエト共産党の党員同士で足を引っ張り合いながら、自派の書記長を赤の広場での軍事パレードに三回出席させることを目指す権力闘争ゲーム。各党員は秘密裏にプロットされた影響力ポイントにより支配派閥が決定されますが、各プレイヤーとも決定的瞬間まで総ポイントを隠匿しますので、あるポストを支配したとしても気の抜けないゲームが続きます。また党内で権力を振るったりスパイ容疑をかけられるごとにストレスが蓄積して年齢が上昇。次々と過労で倒れれゆく党員たちがが大変シュールなゲームです。
今回はイベントカードまで使用した5人戦。初年度にいきなり書記長が死去。このあとを継いだKGB局長に高ポイントを配分していたため、すかさずパレードで自派を宣言。病気をおしてのパレード出席にも成功し、幸先の良いスタートを切ります。新書記長は翌年には病で死去しますが、ここからが本番と若手の育成を……と思ったところで吹き荒れるパージの嵐。アグレッシブなKGBやスパイ裁判により、党員が次々とシベリアに送られます。あまりのパージの凄まじさに、ゲーム中盤にはモスクワに残る党員が枯渇。ついには人材不足でポストに空席が発生したため早くも5ターンでゲーム終了。この時点で書記長を押さえていたY氏派の勝利となりました。N村派は書記長を狙えるKGB長官に、再び隠れ自派局員を潜ませていたのですが、激務に倒れて涙を飲みました。
写真はモスクワよりシベリアの人口密度の方が高いよの図。過去の仲間内のプレイでは、深く静かに影響力を競り合うプレイが中心だったため、今回の大量パージによるサドンデス狙い戦略にはカルチャーショックを受けました。恐るべしGGG共産党……。
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