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Conflict of Heroes:YSGA11/02

YSGAにて、H氏のインストで話題の戦術級ゲームをプレイ。
噂に違わぬ良作でした。

Conflict of Heroes: Awakening the Bear! - Russia 1941-1942(Academy Games)

分隊/1輌スケールのWWII戦術級ゲーム。ユニット単位での交互活性化。活性化したユニットは固有のアクションポイント(AP)を消費し、射撃や移動を組み合わせて逐次アクションを実施。またアクション中に敵味方の他のユニットによるリアクションあり。またユニット固有のAPに加えて、任意のユニットを(行動済でも)活性化させるコマンドポイント(CP)あり、とういったところでイメージが掴めるのではないかと思います。

活性化やリアクションは、未行動のユニットやCPが存在する限りは任意に実施することができます。たった1ユニットの機関銃チームでも、CPの続く限りは押し寄せる敵部隊を食い止めることが可能です。逆に対応する敵ユニットが行動済であったり、CPが尽きていれば一切活性化することができませんので、妨害を受けることなく思うままに行動することができます。

従ってプレイのポイントは、いかに敵を行動済にするか、無駄にCPを消費させるかという点になります。加えて活性化に際してはGBoHのトランプやモーメンタム判定のような不確実要素はなく、実施するか否かの判断はすべてプレイヤーに委ねられています。この点はカードの巡りに翻弄されるCombat Commanderとは好対照な点です。良くも悪くも戦場に翻弄される前線指揮官のストレスを再現していたCCとは異なり、盤面全体を俯瞰して理詰めで相手を追い込んでゆくプレイが要求されます。

従ってルールは簡単ですが一手一手で考えるべきことは多く、考え出すときりがないゲームです。今回は最小限のルールのみ使用した導入シナリオでのプレイでしたが、これでカードプレイまで導入されたら悩みは尽きません。個人的にはCombat Commanderの理不尽さの方が好みですが、激戦区の昨今の戦術級ゲームにあえて投入されてきただけのことはあるユニークな作品でした。

この日のプレイは、H氏のインストによりまずはF氏とシナリオ1を対戦。独ソ戦初期のパルチザン掃討作戦という設定で、VP目標の交差点を制圧する森に潜むソ連軍を独軍が攻撃するシナリオです。双方5ユニット程度のミニシナリオとはいえ、常に割り込みを判断・警戒しながらのプレイとなるため悩みどころは多いです。
交差点をめぐっての射撃戦で独軍側2個分隊が敗走し、N村ソ連軍優位で迎えた最終ターン。ソ連側は駄目押しに残るMGチームを白兵戦で除去するべく突撃します。しかしここで損害を受けた独軍MGチームが突如バーサークし、MG34を構えてランボーのごとく突撃を開始。あれよという間にソ連側2個分隊を粉砕し、交差点に仁王立ちして引き分けに。とんだ藪蛇となったソ連軍でした。

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2戦目は再びシナリオ1を、今度は独軍側を担当してのH氏とのプレイ。機関銃の優位を生かして当面の敵を制圧し、すかさず交差点に駆け込んだあとは持久体勢に。序盤に交差点を奪えたのが効いて、そのまま逃げ切って勝利となりました。

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