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Great Plains(204BC):GCS11/29

SPQRの第3版ルールを通読したので、忘れないうちにとy.nakano氏をお相手に久々の対戦。
再販当初に何度かプレイしていましたが、あのときは第2版との差分箇所だけつまみ読みしてプレイしていたのでした。今回は心気一転再インストールということで、改めて頭から読み込んでみました。

SPQR:Great Plains(204BC)
前日に急遽対戦を決めたので、シナリオは比較的軽めのシナリオということでDeluxe Scenario PackからGreat Plains(204BC)に決定。第二次ポエニ戦争終盤、アフリカに侵攻したScipioが、カルタゴ=ヌミディア連合軍を破った会戦です。元々はC3i#4に収録されていたもので、C3iからは唯一Scenario Packに収録されたシナリオとなります。N村自身はC3i版も所持していたのですが、プレイするのは今回が初めてです。

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N村の担当はローマ側。両軍の布陣は写真を見ていただくとして、ローマ側はP.Scipio率いる精鋭3個軍団にMasinissa率いるヌミディア騎兵という豪華なツートップ。対するカルタゴ側は、兵力は多いものの、イベリア傭兵とヌミディア騎兵以外は微妙な一団。
ローマ側としてはヌミディア騎兵による包囲を避けて、左翼にスライドしてカルタゴ徴募兵(TQ4の中装歩兵)を粉砕。そのまま右旋回して側面攻撃で粉砕することを試みます。

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とうわけで第1ターン終了時。思惑通りに一気に突撃したローマ軍によりカルタゴ徴募兵戦列は粉砕されます。まずまずの戦果に楽観ムード漂うローマ側。しかし攻撃を急いだためローマ側も疲労がかさみ、追撃してとどめを刺すまでには至らなかったことが後の禍根となります。右翼は軽快なヌミディア部隊の側面攻撃を警戒中。

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第2ターン終了時。突撃で崩れたローマ軍の戦列に対し、屈折部を狙ったイベリア傭兵部隊(TQ8,規模7)の反撃が開始されます。これで戦列に穴が空き、手当に大わらわとなるローマ軍。カルタゴ側後方では、先に粉砕されたカルタゴ徴募兵が敗走中。しかしこれを追撃してとどめを刺すべきヌミディア騎兵は、最後に残ったカルタゴ騎兵の処分に手間取り停滞中。

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第3ターン終了時。TQ8の重装歩兵が並んで突撃してくると、さすがの軍団歩兵も支えきれずに戦線に突破口を空けられます。ローマ側は突破口の手当をトリアリイに任せて、このターンは右翼の回復に専念。ようやく再編成を終了したマシニッサも、次回には側面突撃に入れる見込みに。またここまで追撃が遅れたため、かなりのカルタゴ徴募兵が再編成され、ローマ側の得点が伸び悩みます。

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最終第4ターン終了時。中央は敵味方入り乱れる乱戦となります。期待のトリアリイは軍団歩兵(LG)ではなく重装歩兵(HI)扱い、かつ部隊規模が極端に小さいため(規模2)、期待ほどの戦果はあがらずに苦戦します。結局の決め手となったのは、やはりヌミディア騎兵と軍団歩兵による左翼からの側面攻撃でした。敗走&再編中のカルタゴ徴募兵と疲労したイベリア傭兵が次々と屠られ、カルタゴ勢がほぼ壊滅したところでゲーム終了。プレイ時間は5時間ほど。ローマ側が途中で息切れしたため、思ったより引っ張るシナリオとなりました。

シナリオ情報ではローマ有利との事だったので、今回はエリート指揮官(Scipio)とシナリオ特別ルール(カルタゴ騎兵の練度)は使用せずにプレイしてみました。まだ若干ローマ有利なのではないかと思いますが、SPQRにしては比較的小振りで、変なユニットも登場しないため、入門用には悪くないシナリオなのではないかと思います。

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