CCBP#2 Stalingrad:YSGA02/15

週末のYSGAにて、idioten氏とCombat Commander:Battle Pack#2 Stalingrad収録のキャンペーンシナリオをプレイしてきました。

CCBP#2:S45, Stand and Die, Mamayev Kurgan, Stalingrad, 1942/9/27

Stalingrad郊外のMamayev Kurganからその麓の操車場にかけて、独ソ両軍のある日の一連の戦い、という想定のキャンペーンシナリオ。丘の頂上から麓まで、5枚の地図盤が割り当てられており、各戦闘で勝利すると任務により相手側へ1ないし2エリア前進。最終的には相手側盤端まで前進し、そこでの戦闘で勝利すればキャンペーン勝利となります。（5戦目以降には時間切れ判定あり）

両軍の部隊は基幹となるCommand Platoonのみが固定参加で、その他の部隊は小隊単位でRegimental Resource Pool（初期配置で4個小隊）から選択して投入します。このRRPから投入された支援小隊は各戦闘で使い捨て。一応各戦闘後にDivisional Reserves Tableからランダムに1個小隊が追加投入されてきますが、攻勢に出るなら3個小隊は欲しいところですのであまり無理はできません。また編成した部隊のVPコスト差が、各戦闘における初期VPになりますので、大兵力を投入するとそれなりの戦果が求められるようにバランスがとられています。

また部隊編成以外のシナリオの様々なセッティングには、CC:Mediterranean Play Book収録のランダムシナリオジェネレーターが使用されています。

0:Shallow Ravine

というわけで第1戦目。戦場は中間地点、Mamayev Kurganの中腹の渓谷という想定です。担当はidioten氏が赤軍ファンということで、こちらはドイツ軍に回ります。

部隊編成は両軍ともCommand Platoonに2個小隊を追加し、中隊規模での戦闘となります。おおむね部隊のコストはドイツ軍の方が高いため、こちらが攻撃側に決定。小隊あたりのユニット数はソ連軍の方が多いため（独軍3分隊に対してソ連軍5分隊）、これは敵わんとRadioを要請してみれば、なんと150mmの支援が得られることに。火力も高いですがコストも高いので、これはこれでノルマが増えてイヤな感じ。

独軍の作戦としては、右翼と中央のGullyに1個小隊づつを配置。姿を隠して浸透しながら、出会う相手を白兵戦で潰してゆこうと目論みます。左翼の小隊は砲撃観測用で、主力の前進を支援します。

実際の展開ですが、序盤に中央のGullyで両軍の指揮官率いる白兵戦が発生。1FP差のこの勝負を独軍が制します。この損害で最前線の指揮官を失ったソ連軍に対し、独軍はツートップでゴソゴソと前進。出会うソ連軍部隊を各個に撃破し、損害サドンデスでの独軍勝利となりました。

R2:Rail Yard Section

独軍勝利により2エリア前進。2戦目はいきなりソ連側盤端の操車場での戦闘となります。。

今回も両軍とも2個小隊を追加投入。VPコストを抑え気味にしたみたものの、またも任務は攻撃側。頼みのRadioは81mmで、前回とは逆の意味で微妙です。ソ連側がかなりの前進配置に設定してきたため、左右両翼で浸透してがら空きのソ連軍後方のObjectを狙う想定で配置します。対するソ連軍は、両翼にBunkerとTrenchを追加して鉄壁の布陣を布きます。

戦闘はソ連軍高台側のBunkerに据えられたMMGの射撃により、いきなり独軍右翼指揮官が戦死する波乱のスタートとなります。なんとか右翼を再編成した独軍は、DemolitionsとAir Supportで高台のBunkerと守備隊を除去。この高台側にHMGを含む射撃グループを据えて、撃ち下ろしてソ連軍部隊を削ります。またこの戦闘で猛威を振ったのが独軍のAir Supportで、ソ連軍後方からの増援が到着するたびに的確にヒット。このStukaだけで1個小隊強を葬る大活躍でした。

最後はVPで優位を保ったまま時間切れ逃げ切りを狙うソ連側と、砲爆撃にHMGでソ連軍を削る損害サドンデスを狙う独軍との競争に。タッチの差で最後の1ユニットを葬った独軍側の勝利となりました。このソ連側盤端エリアで独軍が勝利したため、キャンペーンもここで終了。最短2戦での独軍勝利となりました。