「きょうそう」シリーズ3戦:GCS04/18,19
風間ブランドの「きょうそう」シリーズを陸海空と三作ハシゴ。
同人Game Journal誌最終号付録。戦闘機開発競争ゲームを4人戦。
序盤の主力戦闘機として君臨したのはTAG社のP-39エアラコブラ。高い火力と防御力で緒戦の航空優勢に貢献します。
続いて台頭してきたのが風見鶏社のP-51ムスタング。マーリン搭載で増槽装備。後にはロケット弾まで装備する隙のない構成で、中盤~終盤の主力戦闘機と長距離援護戦闘機市場を独占。しかし採用更新を重ねた割に実戦では振わず、得点は伸び悩みます。
後半に一気に追い上げてきたのがFOREIGNER社で、鍾馗で迎撃戦闘機を、テンペストで戦闘爆撃機を受注。特に優勢な戦局を反映して戦闘爆撃機の需要が大きく伸び、実戦でミソをつけた風見鶏社を僅差でかわしてトップメーカーとして勝利していました。
まったくいいところがなかったN村社は、終盤にようやくグリフォン搭載疾風で対重爆用迎撃戦闘機を受注。しかし優勢な戦局にもはや出番はなく、零細メーカとして没落してゆきました。
新戦艦受注競争ゲームを3人戦。
序盤から議会工作で予算を急落させる風見鶏社の開発プランを確認したところ、シャルンホルストを土台に極端な低予算構成を組んでいることが判明。対抗して予算増額工作を開始するも、大型戦艦開発の片手間の工作では分が悪く次第に押し切られます。残るTAG社も予算の動きには静観状態で、我が社も予定していた長門を破棄して急遽小型戦艦を開発する必要に迫られます。
最終的な予算はわずかレベル1となり、新戦艦建造委員会に提出されたのはシャルンホルスト(風見鶏社)、リシュリュー(TAG社)、ダンケルク(N村社)。結果は総合性能に勝るリシュリューが建造委員の過半の得票を得て採用を勝ち取りました。
最後は戦車開発競争ゲームを6人戦。
序盤の採用戦車は地域紛争で散々に叩かれ、また採用戦車が各社に分散したため、終盤の重戦車の採用に勝敗の焦点が絞られます。結局序盤の鳴かず飛ばずの状態から、最後の重戦車の採用を勝ち取ったbuqbuq氏が勝利していました。全般に攻撃力重視の仕様が続いたため、一時は巨砲の固定装備の戦車が市場を席巻し、先撃ち運のし状態に陥っていたのが末期的でした。
というわけで、陸海空とプレイしてみました。いずれも楽しめましたが、ゲームとしては「競争試作」が一番面白かったです。
「戦車狂想曲」は終盤の得点比重が高いため、キープしておいた重戦車で勝ち逃げになりがちなのが難点。
「戦艦狂騒曲」のコンセプトも捨てがたいのですが、今回のように予算が下にぶれはじめると、改良の余地がほとんどなくなり、開発ゲームとしての面白味が失われてしまうのが難でした。前回のプレイも低予算路線でしたので、たまには高予算路線もプレイしておきたいですね。
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