Hegemon:Immelmann04/11
Immelmannにて、Against the Odds誌創刊号付録のHegemonをプレイ。今冬のSuccessorsからマケドニア回帰中だったのですが、気になる本作をkotatu氏がお持ちとのことで、これは是非にと対戦をお願いしてきました。
フィリッポス2世率いるマケドニアと、アテナイ・テーバイ連合軍との戦役を再現する作戦・戦役級ゲーム。扱う範囲は1ヘクス5kmでテッサリア以南、アルゴス以北のヘラス世界中枢部を収めています。期間は339BC夏から約一年間を1ターン2週間(冬期7週間)。テーマも珍しいですが、作戦級の古代戦ゲームというのも珍しい切り口です。創刊号でいきなり本作を投入してきたAgainst the Odds誌の度胸には感心します。日本ではダブルチャージ誌第3号に和訳が掲載されたとはいえ、プレイしたという話はほとんど聞きません。
基本システムはZOCありメイアタック、戦力比CRTに移動-戦闘の普通のゲームです。ただしそこに時代を反映した雑多な細かいルールが加わるため、煩雑な印象は否めません。特に固定戦力値ユニットのゲームで、会戦時は合計100戦力を越える十数ユニットが激突する戦闘結果が、合計戦力に対して時には1%単位で適用されるのは閉口。電卓は必須です。
今回のプレイではヘラス世界をマケドニアの蛮族から守るアテナイ・テーバイ連合軍を担当。テッサリアから雪崩れ込んでくるマケドニア軍に対し、捨て駒部隊の籠城で稼いだ時間で連合全土から部隊を動員。集結した部隊で決戦を挑みました。
展開は序盤にドーリスからコリント湾へと抜ける峠を強攻したフィリッポスが、テルモピレーばりの抵抗に遭遇してまさかの敗北&捕虜(その後処刑)。僥倖に沸き立つ連合軍でしたが、フィリッポス抜きでもマケドニア軍と諸将は質量共に十分強力。、開戦から半年でカイロネイア付近まで押し込まれます。ここで対峙した両軍は、三次にわたって会戦を繰り広げます。
結果はヘラス側一勝二敗で、死者の山を築きながら辛うじてカイロネイアを保持。しかしマケドニア軍別働隊が東岸からアッティカに迫り、中央ギリシャでの抵抗はもはやここまでか、というところで時間切れ終了。
ルールを読んだ時点では、あまり良い印象ではなかったのですが、プレイしての感触は煩雑さは残るものの思ったより良好。初プレイであまり深く考えずに遅滞と集結を実施した割に、集結した動員部隊と南下してくるマケドニア軍が、自然にカイロネイア近郊で対峙することになったのはちょっと感心。今回はいいところで時間切れとなってしまったこともあり、改めて通しでプレイしておきたいゲームです。また宿題が増えてしまいました。
ゲームの提供とお相手いただき、ありがとうございました>kotatuさん
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