ワンダフル映画祭:GGG07/11

対テロ戦争のWar on Terrorから一転、NIT氏コレクションから映画作成の同人ゲームを4人プレイ。

ワンダフル映画祭(King's Court)

映画プロデューサーとなり、ランダムに配られた各3本の脚本の映画を製作するゲーム。他のプロデューサーと争いながら俳優を競り落とし、適切にキャスティングして映画を完成させ、映画祭でもっとも高評価を得たプレイヤーが勝利します。

どんな映画が作られるかというと……

「ゲゲゲの鬼太郎」松本人志監督／木村拓哉主演

主役鬼太郎・木村拓哉と妖怪役・オダギリジョーのスプラッターアクションが見所の松本監督の問題作。ねずみ男役の温水洋一は本作で最優秀助演男優賞を受賞。本作自体も優秀作品賞に輝いた。

「仮面ライダー」堤真一主演

無名監督のデビュー作だが、主役の堤演じる中年男性の悲哀を感じさせる仮面ライダーの名演が話題に。堤は本作で最優秀主演男優賞を受賞した。主人公を強力にサポートするおやっさん役は、伊福部昭の音楽で三輪明弘が好演。対する悪の組織は美少年幹部・神木隆之介と熟女怪人・高島礼子の息の合ったコンビが見物。

「七人の侍」舛田利雄監督／堂本剛主演

黒澤明の名作を舛田監督がリメイク。主役の勘兵衛を堂本剛が熱演。ヒロイン役の大橋は、勝四郎役の小池との淡い恋模様で新境地を開拓。またキャラクター造形を出淵裕が担当したことでも話題に。菊千代役を怪演の天本は出淵氏の強い意向で実現した。

見てのとおり、一点を争う勝敗よりもできた映画やその過程を楽しむタイプのゲームです。文字通りのキャラクターゲームですので、そのあたりに乗れないと厳しいですね。

ゲームの方は「ゲゲゲの鬼太郎」のおかげでＮ村プロダクションの勝利となりました。