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Great Plains(204BC):YSGA07/25

最近SPQRを入手されたKT氏をお誘いして、YSGAにて本作をプレイ。
いきなりSPQRの会戦シナリオでレギュラールールは辛かろうということで、ルールはSimple GBoHを使用。2006年にv1.2になってからSimple GBoHをプレイしたことがなかったので、個人的にもリハビリを兼ねています。

SPQR: Great Plains(203BC)
第2次ポエニ戦争のP.Scipioアフリカ遠征第2戦。Uticaでの敗北の体勢を立て直したカルタゴ、ヌミディア連合軍対ローマ軍の会戦です。オリジナルのSPQRには収録されていないシナリオですが、オーソドックスな会戦シナリオとしてはSPQR系最小クラスで、P.Scipio, Masinissaと有名人も登場するため、SPQRの入門シナリオとしてはお勧めのシナリオです。こうした点が評価されたのか、SPQRのシナリオパックでは唯一C3iから収録されたシナリオとなっています。

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N村の担当はカルタゴ側。中央から右翼にかけてはHasdrubal Gisgo率いるカルタゴ勢。左翼にはヌミディア王Syphax率いるヌミディア勢が布陣しています。会戦は右翼カルタゴ重装騎兵と向かい合う、Masinissa率いるローマ側ヌミディア騎兵の突撃からスタート。対するカルタゴ側は、重装騎兵と右翼徴募兵を繰り出して対抗。カルタゴ騎兵の壊滅と引き替えに、ローマ側ヌミディア騎兵を残り2ユニットまですり潰します。

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右翼の騎兵戦が一段落したところで、ローマ軍中央の軍団歩兵が前進。今ひとつ弱体なカルタゴ側中央に突撃を開始します。二線に配置されたカルタゴ戦列の一列目をあっさり突破。対するカルタゴ側は、左翼ヌミディア騎兵でローマ軍プリンキペとトリアリイの間隙に突入。追いすがるローマ騎兵をいなしながら、待機中のトリアリイを除く軍団歩兵全体を包囲します。

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最後はローマ側の中央突破が先か、ヌミディア騎兵の背面攻撃が決まるのが先か、というレースに。しかし四つに組んだ歩兵戦となればやはり強いのはローマ軍。カルタゴ徴募兵の戦列が崩壊し、ローマ側の勝利となりました。

・久しぶりのSimple GBoH感想

今回のプレイタイムは正味3時間ほど。会戦クラスをGBoH初プレイの方とのプレイですから、簡略化の効果はかなりのものです。ちなみに昨年のy.nakanoさんとのレギュラールールでのプレイでは、決着まで約5時間を要しました。

また気になったのは、その他のルールが簡略化されている割に、白兵戦時に適用されるDRMとその計算が非常に多い点です。レギュラールールでは戦闘解決のステップ数こそ多いものの、損害決定に関わる修正は部隊規模によるコラムシフトのみとなっています。対してシンプル版では、手順こそダイス一発ですが、「部隊規模比」「損害差」「TQ差」の各DRMが常時適用されるようになっています。単なる足し引き算とはいえ、戦闘毎にそれぞれの計算を適用するのは結構面倒です。個人的には部隊規模だけ残して、損害とTQの修正はなくても良さそうに思えます。特に損害差の修正は、緒戦で損害を出した側が挽回することが非常に困難になるため、煩雑さを別にしても巧く機能していないように感じています。

ついでに消耗のルールも省いても良さそうなんですが、再編成のルールがないのでこれは危険かもしれません。いずれにせよシンプル版については、もう一段ライトにできるのではないかという印象を持っています。機会があればSimple SGBoHとして試してみたいと思います。

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