GGG9月例会:09/13
今月のGGGは、恒例のNT氏夏コミ獲物お披露目会からスタート。
場に公開されているメニューカードに対して、手札から対応するトッピングを埋めてゆくカードゲーム。最後にトッピングを埋めたプレイヤーが得点します。要するに耐久力とダメージソースが複数のNaval Warです。
ただしこの総トッピング数が全メニューカード共通の5個で、一度に出せるトッピングカードが2枚までという制限が問題。他のプレイヤーの得点を防ぐため、トッピング2個でゲームが停滞するという状況に陥ってしまいます。この点はトッピングカードのプレイを強制にするルールでプレイしてみたところ、ゲームが回るようになり改善。ちょっと惜しいゲームでした。
ところでリンク先のルールを確認したところ、追加トッピングカードの解釈が間違っていたことが判明(「3枚以上トッピングをプレイ可能にする」のではなく「メニューカードの必要トッピング数を増加させる」)。これはますますゲームが停滞してしまうような。
見ての通り、カードを並べてコースを作成する双六。初期配置ではカードが伏せられており、通過した部分から明らかになってゆきます。また「~をしたのちにカードを山札と交換する」というイベントカードが多数含まれているため、コースがどんどん変化してゆくのが面白いです。
Cthulhu Ftaghn(電気通信大学非電源ゲーム研究会)
クトゥルフ神話をモチーフに、ランダムに配られた正体カードに従って、その目的の達成を目指すトリックテイキングゲーム。
テーマとのマッチングには疑問が残るものの、システムはなかなか独創的です。各手番にプレイヤーはカードの補充/捨札を行ったのちに、手札から1枚のカードをオープンにするか、オープンされている自分の場札1枚を他のプレイヤーの場札1枚と交換します。カードには「カード補充枚数(-2~+3)」と勝利条件に関わるパラメータが記載されています。基本的な勝利条件は「パラメータ○が×以上になること」なのですが、例外として「誰かの手札が10枚以上」「誰かの手札が0枚」が勝利条件となる正体カードがそれぞれ1枚づつ存在しています。このため「カード補充枚数」を程々のところに保ちながら、必要なパラメータを伸ばしてゆくという独特の操作が要求されます。補充枚数を極端に偏らせた怪しいプレイヤーに対しては、他のプレイヤーが寄ってたかって場札を入れ替え、強制的に手札をマネジメントさせるプレイが面白いです。
カードのイラストもいい雰囲気でしたので、これはちょっと欲しいかも。
こちらのみTAG氏の持ち込み品(非コミケ)。紀元前三世紀、燕軍の斉侵攻作戦に対する田単率いる斉軍の反攻作戦をモチーフとしたカードゲーム。各プレイヤーは斉軍の将軍として、火牛カードで斉の大軍を蹂躙してその戦功を競います。「火牛の計」だからFire Bullsなんですね。
各プレイヤーは火牛カードをため込んだのちに、必要なカードがそろっていれば3*3に並べられた斉軍カードを縦もしくは斜め方向に攻撃することができます。斉軍カードには勝利得点と撃破に必要なカラーアイコンが記載されており、対応する色と枚数の火牛カードをプレイできれば撃破できます。引き続きカードが残っていれば2枚目、それも破れれば3枚目と、連続3枚まで攻撃することが可能です。これを斉軍のデッキが二つなくなるか、火牛デッキが指定回数なくなるまでプレイし、撃破した斉軍カードの点数を競います。
時間をかけて連続コンボを組み立てるか、地道に正面の敵を削るかの判断が悩ましいゲームでした。
またこのゲームについて検索していたところ、Youtubeのレビュー動画を発見。同じユーザでユーロゲームだけでなく、ウォーゲームもStorm over Stalingradほかいくつかアップされています。
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