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2009年N村的ベストウォーゲーム

本ブログの年末恒例規格。今年も個人的ベストタイトルを選んでみます。
Must Attackでも「プレイヤーズベスト2009」を挙げてありますが、こちらでは例によって今年初プレイとなったタイトル限定での選出です。
過去分はこちらから→「2008年」「2007年

Bulge 20(VPG)
B20
2009年は本作が最多のプレイ回数(8回)となりました。
変化球を次々と繰り出すMirandaらしい「1944年冬の西部戦線における独軍の攻勢を、両軍の参謀視点でプレイする」というユニークな視点とシステムに惚れました。粗製濫造で暴投ばかりと評されることが多い同氏ですが、時折現れるこうした傑作を求めてフォローを続けているN村です。
また本作はS&T誌等の雑誌付録ゲームの規格からはかけ離れたコンポーネントでデザインされており、新人デザイナーばかりでなくベテランにとっても、こうした冒険的なゲームが気楽に出版できるようになったという点でVictory Point Gamesの活動には注目しています。


Elusive Victory(GMT)
Ev
Bulge 20に続く2009年プレイ回数2位(7回)。ルール的には相当な重量級ですが、この規模のゲームをこれだけ繰り返しプレイしたのもまた珍しい経験です。また例によってsgt-chi様の和訳にはお世話になっています。
前作Downtownの「北ベトナムの防空陣地を米軍が攻略する」という固定シチュエーションから一転。空戦から両軍の対地攻撃、はては双方同時攻撃まで、様々な状況と規模のシナリオが加わり、プレイの敷居がかなり下がりました。
難点としては、デザイナーが替わったことによるパッチ部分や、シナリオに少々ザルな部分があるのですが、本シリーズに関してはあまり競技的なプレイをしていないので、適宜適当に処理してしまい大事には至っていません。


Combat Commander:Pacific(GMT)
Ccp
2008年末の新作ですが、プレイは本年に持ち越されました。
本作は単純に太平洋戦線のユニットやシナリオを追加したモジュールではなく、ルールも若干の変更を加えて独立ゲームとしての登場。特に日本軍は他国とは異質の軍隊として描かれています。全般に隠匿移動やイベント的な配置などゲームマスター的なギミックが使用されており、プレイ感もこれまでとは大きく異なるものでした。
シリーズの展開としては前作CC:Europeと互換性が無くなってしまったのが残念ですが、日本軍関係を除けばルール自体はすっきりしてこちらの方が好みです。
プレイ回数的には少なめでしたので、こちらは来年以降も課題ゲームとしてプレイしてゆく所存です。y.nakanoさん待ってますよ~。


以下次点は年間プレイ回数3位の「謀略級三国志」(GJ#25)、「ラテンアメリカ友の会」のThe Chaco War(CM#12)、今年の定番マルチだった「銀河連合」(同人)と続きます。
来年はGBoHにBergの新作Chariot of Fire、Flying Colorsにv2.0のSerpents of the Seasが控えていますので、このあたりがプレイの中心になりそうです。

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