Conflict of Heroes 4人戦：YSGA03/20

連休YSGAの二日例会は初日日曜のみ参加。
急遽H氏・もりつち氏・R氏らのConflict of Heroesのテーブルにお邪魔させていただき、4人用シナリオを2戦プレイしてきました。飛び入りでご対戦いただきありがとうございました＞参加諸氏

Storms of Steel! - Kursk 1943 新ルール

本作については、1作目Awakening the Bear!発売当初のYSGAにて、H氏にFirefight 1をプレイさせていただいたのが唯一のプレイ経験です。今回は2作目Storms of Steel!でのプレイということで、再びAtBのFF1の冒頭を動かしてルールの確認を実施しました。

変更点のキモである両陣営の同時並行活性化ですが、活性化中の自軍ユニットがAPを残した状態で、離れた戦線で新たな敵ユニットが活性化された際に、活性化中ユニットのAPを惜しむのか、見切りをつけて新たな事態に対処するか、決断を問われるゲームになった良改良ではないかと思います。

またこの改訂により臨機行動が実質不要になったのでは？という疑問が起こりましたが、後に可変APルールでプレイする際に、AP消費量の大きなユニットを確実に起動するために使用できることが判明。何かルールの穴のような気がしますが、ただでさえ動作の鈍いソ連戦車の救済処置になっているので、これはこれでアリなのでしょう。

AtB Bonus Firefight 2 - Smolensk Breakout

まずは4人戦の練習に、AtBのボーナスシナリオよりSmolensk Breakout。独軍歩兵中隊の籠もる村落に対するソ連軍歩兵中隊の包囲攻撃のシナリオです。写真の上下からソ連軍が登場した後に、終盤に左右から独軍増援部隊が登場します。担当は独軍がH氏（下側）とＮ村（上側）、ソ連側がもりつち氏（上側）とR氏（下側）です。

序盤はソ連軍をうまく足止めできていたかに思われましたが、右上から大きく迂回して登場したソ連軍ユニットが流れを変えます。独軍の射線をカード移動でかわし、村落右手の要となる独軍LMGを白兵戦で除去。ここから防衛線を崩して右手から村落を包囲して締めつけます。

村落配置の部隊を壊滅させられた独軍は、ようやく駆けつけた増援でソ連側増援を牽制。村はずれに配置され難を逃れたHMGと増援のLMGで、VP拠点の両交差点を射界に収めてソ連側の前進を阻止。初期配置の部隊をほとんど失いながら、拠点VPを確保して逃げ切り勝利となりました。

4人プレイの場合、3人連続でパスした場合にラウンド終了となるため、ユニットの行動終了を友軍プレイヤーとうまく調整しないとターンを流される危険があるのが面白いですね。もっともイニシアチブ決定に関するルールがザルなので、4人プレイはあくまでもオマケで、あまり真面目にフォローする気はないんじゃないの？という疑惑もあります。

StS Firefight 10 - Tank

続いてはSoSより、クルスクでの戦車戦を扱ったTankをプレイ。配置は写真左上がもりつち氏率いるT-34とT-70の大軍。右上がH氏率いるT-34と丘上に陣取るSU-122。右下が3号突撃砲を前衛に、後方の丘にマルダーを配置したR氏。左中央が1両の6号戦車を先頭に、パンツァー・カイルを組んだ4号戦車のＮ村です。

Ｎ村担当の独軍左翼は、戦車性能の優位を生かして序盤から積極的にソ連軍を攻撃。ティーガーにAP追加のカードまで投入し、第1ラウンド終了までに相対するもりつち氏戦車隊の過半を撃破する戦果を挙げます。しかし被撃破車こそなかったものの、側面を迂回したT-70により2両の4号が擱坐させられたのが後の禍根となります。右翼では氏T-34部隊にR氏前衛の突撃砲が苦戦。2輌を撃破されますが、丘から打ち下ろすマルダーの長距離射撃がなかなか強力で、T-34の突破を許さず持ちこたえます。

続く中盤、ソ連側左右から相次いで登場した増援部隊により、戦場の流れが変わります。左翼からもりつち氏KV-1小隊が独軍左翼至近に登場。独軍左翼はパンツァー・カイルをもう少し下げて、増援との距離をとっておきたいところだったのですが、擱坐した4号を見切れずに近距離戦に持ち込まれます。また右翼側面からはH氏のSU-152とT-34も登場。

これに対して独軍Ｎ村は、ティーガーを左旋回させて手近なKV-1隊に対処しようと試みましたが、これが痛恨のミス。背面にSU-152から長距離射撃をうけ、APを温存した状態で一発撃破されてしまいます。ここは一旦戦場中央の丘の陰に隠れるか、所詮T-34並のKVの攻撃力には開き直って、側面のまま対峙するべきでした。

パンツァー・カイルを崩され、KV-1隊と乱戦となった独軍左翼は、次々と主力の4号を撃破されます。独軍も生き残った4号と3号でT-70隊を全滅させ、KV-1の1両を仕留めますがそこまでが限界。最後の4号でソ連側後方の拠点占領を狙って悪あがきを試みましたが、回頭して側面をさらしたところにKV-1の最後一発が命中。

多数の敵戦車を撃破した独軍でしたが、左翼隊全滅による大量失点が響き、結果はソ連側の勝利となりました。