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燃えよ! 姉川の戦い:YSGA04/28

Combat Commanderを連戦した後に、Against the Reichを終えてまったり状態のsyphalias氏を強制徴用。
ゲームジャーナル誌の新作をプレイしてみました。

燃えよ! 姉川の戦い(Game Journal#34)

1ヘクス約100m・1ユニット約500人のスケールで姉川の合戦を再現した会戦級ゲーム。ちなみに1ヘクス70ヤード、1ユニット約500人のGBoH:Samuraiがこんな感じです。

延翼運動による平押しと側面攻撃が有効だったこれまで合戦クラスのゲームに対し、「魚鱗の陣」的な一丸での突破戦術にスポットを当てているところが特徴。このため主導権システムによる非対称シークエンスや、比較的狭い指揮範囲、突破によるボーナスといったギミックが使用されています。

他の合戦に適合するかは未知数ですが、少なくとも今回の姉川では「員昌の11段崩し」を彷彿とさせる光景が繰り広げられました。特に主導権を維持するためには攻撃を続けなければならず、敗走した味方ユニットを置き捨てて、やせ細りながらも遮二無に突進する浅井勢の動きは好評でした。

また戦闘システム自体は非常に簡易で、基本的に2d6で攻撃力以下でヒット、防御側も2d6で士気以下で被害低減と、ダイスの応酬が繰り広げられるシステムです。今回は「とりあえず振ってから考える」プレイヤーが揃っていたため、プレイのテンポは至って軽快でした。

今回は織田=徳川連合をy.nakano氏、浅井勢をsyphalias氏、朝倉がN村の変則3人戦。

syphalias浅井氏は、磯野一昌を先頭に若干西に針路を寄せながら、織田第一陣の坂井勢に突進。右翼N村朝倉勢は、勝山と徳川勢の間に割り込みながら、順次徳川勢と接触。兵力の優位を生かして徳川の動きを封じる……つもりが兵力と指揮官のバランスを欠く朝倉勢にその力はなく、逆に徳川勢にじわじわと押し込まれます。それでも家康に三度槍を当てるところまで迫りましたが、鉄壁の士気値(10)がその程度で破れるはずもなし。姉川北岸~勝山のラインでの攻防が続きます。

などと朝倉勢が四苦八苦している間に、浅井勢は織田第二陣の池田勢を突破。対する織田勢は、続く木下勢以下の諸隊を左右に展開。両翼から包み込む「鶴翼の陣」となり、期せずして「魚鱗対鶴翼」の検証プレイとなります。

信長本隊は敗走する諸隊を収容するべく、東寄りに山麓を北上。浅井勢も左旋回してこれを追尾し、行きがけの駄賃に柴田隊、木下隊を蹂躙します。この木下隊が壊滅したことで、延翼で予備隊を欠いた信長本隊がついに浅井勢と接触。磯野一昌の援護で森勢の追撃をかわした浅井兄弟が信長に迫り、浅井政之が信長に重損害を与えることに成功。信長除去により第8ターンで浅井・朝倉連合軍の勝利となりました。

やはり織田側は、十重二十重の肉の壁で浅井勢の突進を食い止める必要がありそう、ということで次回の課題に。

今号は特集記事も柿崎氏のデザインプロセスを赤裸々に語る「全編デザイナーズノート」で、ゲームと記事のリンクという点では久しぶりに読み応えのある紙面でした。

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コメント

これは面白かったです。
また対戦したいですね。

投稿: y.nakano | 2010年4月27日 (火) 20時38分

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