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EV15:Operation Tagar:GGG08/08

S木氏とのプレイもようやくヨム・キプール戦争に到達。
これまでのSA-2一辺倒だった防空陣地とは異なり、高空から超低空まで、格段に進化した防空コンプレックスを舞台に航空作戦が繰り広げられました。

EV15:Operation Tagar, 1973/10/8, Elusive Victory(GMT Games)

第四次中東戦争開戦の翌日、イスラエル側、エジプト側双方による相互攻撃シナリオ。イスラエル側は飛行場攻撃を2箇所、航空阻止を1箇所、対するエジプト側は2箇所の目標が与えられ、それぞれRaidを実施します。

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担当は例によってエジプト空軍(EAF)をS木氏、イスラエル空軍(IAF)をN村。途中からY氏が観戦に入り、中東戦争談義の飛び交うプレイとなりました。


・IAF航空阻止隊

EAF攻撃隊は盤上の航空基地から離陸し、順次攻撃隊を編成するため鈍い出足。煮え切らない速度と高度で移動してくるため、プレイ後に確認したところ爆撃隊にイラクからの増援のHunter編隊が含まれていたとのこと。成程。

というわけで、シナイ半島から飛来したIAF航空阻止隊が戦闘の火蓋を切ることになります。目標はSuez市の東に掛けられた、運河上のPontoon Bridgeです。

先頭を切って登場したのはSEAD任務のF-4E編隊。新兵器のShrikeとクラスター爆弾(CBU)を抱き、対空火器の制圧に突入します。しかし降下爆撃のために低空にホップアップしたところをレーダー管制対空砲(Fire Can)に射抜かれ、1機が重損害。さらに爆撃コースに入った目前にZSU-23-4(Gun Dish)が出現。このGun Dishの一撃により、先の損害と合わせて2機のSEAD編隊は全滅してしまいます。4人の乗員は全員脱出に成功したものの、うち3名はエジプト側に降下。一瞬で2機撃墜、3名捕虜の大損害です。観戦していたY氏からは、「これはShrikeをloft発射するところでしたね」と講評が入りますが後の祭り。

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このSEAD部隊の犠牲により、Pontoon Bridgeの背後には重AAA, Fire Can, Gun Dishと重厚な対空砲陣地が築かれていることが判明。通常爆弾による攻撃は損害必須と判断したSa'ar編隊は任務を放棄。攻撃は新兵器のWalleyeを搭載した、A-4N編隊によるスタンドオフ攻撃に託されます。結果は4機のA-4Nから放たれた4発のWalleyeのうち1発がPontoon Bridgeを直撃。見事この撃破に成功しました。

この初登場のTV誘導爆弾(EOGB)となるWalleye(I)ですが、新兵器だけあってなかなか気まぐれな兵器です。最良の状態で2d10で14以上で目標直撃という効果は、F-4 2機の全力(b爆撃力6.0)による超低高度降下爆撃に匹敵します。しかし逆に10以下で無損害というのは通常爆弾の最低コラム並の失敗率で、1発単位の攻撃ということもあり当たり外れの効果が極端に偏る兵器です。しかし目標2ヘクス手前(約8km)からの投弾というスタンドオフ攻撃能力は代え難く、今回は爆撃任務編隊の搭載可能な機種(F-4/A-4)はすべてこれを装備して投入しました。

攻撃隊の回避中に、目標近辺にはお馴染みのSA-2に加えて、最新のSA-6まで配置されていたことが発覚。RF-4EによるBDAを断念し、被撃墜2機で攻撃隊は撤収します。


・IAF飛行場攻撃隊

今回の攻撃目標は、Cairo北方のTanta-BirmaとAl Mansurashの両航空基地。両攻撃隊はSuezへの航空阻止部隊と時間差を置いて地中海側から侵攻。これによりEAFのCAP部隊を一旦運河側に釣り上げることに成功します。そして取って返してきたCAP部隊との間にエスコート部隊が割り込み、戦闘機2編隊同士の空中戦が発生します。

数で互角ならIAF有利と踏んでの空戦でしたが、ここでEAFのエリート部隊、第26スコードロンのMiG-21が活躍。高空性能の優位を生かし、両軍とも重損害2機という互角の空戦を繰り広げます。空戦では苦戦したIAF護衛部隊でしたが、爆撃隊への攻撃は阻止し、なんとか面目を保ちます。

空戦に続く防空部隊の制圧作戦は、航空阻止隊の3倍も編隊が随伴していたSEAD/武装護衛編隊により、ほぼ予定通りに進行。最も脅威となるGun Dishが運河最前線に配置されていたこともあり、超低空侵攻の脅威となるのはSA-6/SA-3の新型SAMのみ。Shrikeでこれらを制圧した後は、目標周辺のSAMとAAAを駆り立て、SAM中隊3個の撃破にも成功します。

続いて突入した攻撃隊は、両飛行場に対して各8発のWalleyeを悠々と投弾。無損害での離脱に成功します。しかし各3箇所、うち1個(Aircraft HAS)は最も堅固なタイプA目標を持つ航空基地に対し、この程度の打撃力では少々威力不足でした。両飛行場の管制塔を破壊した以外は、目立った損害を与えられずに攻撃は終了します。

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攻撃終了後に徐々に立ち直りを見せた防空部隊を鑑み、IAFはこちらもBDAを中止。これによりIAF側の攻撃は終了となりました。最終的に空戦で重損害を負っていたNesherと、重AAAによりこちらも重損害を負っていた武装護衛のF-4Eの各1機が帰路に墜落。IAF側の累計損害は被撃墜3機、捕虜3名となります。


・EAF攻撃隊

EAFの攻撃隊は、この時点では未だ運河付近を侵攻中。東岸に集結したIAF側CAP部隊、およびこれまでの防空戦闘での戦果を秤にかけたEAF側は、既に十分な戦果を得たとして攻撃隊の帰還を宣言します。

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加えて3回発生した「SAM誤射」イベントの標的が爆撃編隊に集中しており、これもかなりの負担になっていたとのこと。ちなみに問題の爆撃編隊は、イラク援軍のHunterとリビア援軍のMirage 5DEだったそうで、「これは誤射されても仕方ないな」と一同納得します。

双方の攻撃が終了したため、この時点(第19ターン)でシナリオは終了。プレイ時間は6時間弱で、マルチ侵攻の割にはスムーズにプレイできた方だと思います。

最終的な得点は19対19で同点。判定はIAFの大敗北に終わりました。飛行場攻撃で成果を出せなかった点と、序盤での捕虜続出が効きました。

結果は敗北でしたが、第四次中東戦争の序盤らしい、これまでとは比較にならない高度な防空コンプレックスとの対決が堪能できました。C3iに追加シナリオがありましたが、米軍のストライクパッケージがこれに対抗できるかは試してみたいものです。


・次回予定

S木氏よりB-52が登場するシナリオのプレイ希望が出たため、Elusive Victoryを離れてDowntownを検討中です。B-52*16編隊ほか18編隊が登場するD14(1972/12/18)であればなんとかなるかな、と内容を検討しています。F氏も乗ってきたので、米軍2名の3人プレイを想定中。もっとも北ベトナム側は実質SA-2だけで戦うシナリオですので(一応CAPも購入可能)、陣営を分けずに輪講プレイの形式が良いかもしれません。

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