TDC:A Bridge Too Far:猿遊会10/23

昨年に引き続き、今年の猿遊会でもThe Devil's Cauldronのプレイを敢行。主催の市川丈夫さんらとともに、土日の2日間でAdvanced Scinarioから2本をプレイしてきました。
ちなみにここしばらくThe Devil's Cauldronから遠ざかっていたため、実は前回の猿遊会以来一年ぶりのプレイになります。

TDC:AD3, A Bridge Too Far(MMP)

初日のプレイは、Nijmegen橋からWaal河へと打通を目指す、9/22の英軍攻勢シナリオ。Ｎ村の担当は独軍です。詳しいゲーム展開は市川さんのSideway-Shuffleでご紹介いただいていますので、こちらは写真中心で。

0900 開始時：まずはセットアップ。独軍のFrunsberg師団左翼と中央は、英軍の展開を防ぐため堤防道路のランプを押える位置に前進配備。英軍の主攻軸と予想される右翼は、Valburgの周囲に歩兵を配置して迂回突破を警戒。主力の装甲部隊は堤防道路の背後に待機させ、適宜右翼の開豁地に進めてValburgで食い止めた英軍隊列の側面を突くことを目論みます。また後方でポーランド空挺旅団と対峙したHarzer戦闘団は、ポーランド軍戦線の南端の隙間から浸透し、英軍との遮断を狙います。

0900 終了時：英軍が右翼開豁地に戦車と装甲車を進出させてきたため、独軍も戦車を繰り出してなし崩しに戦車戦が発生。重火器が75mm対戦車砲中隊しか存在しない左翼には、師団砲兵を支援に回します。

1100 終了時：英軍の戦闘がValburg郊外まで進出。対して北側のHarzer戦闘団は、先行する装甲偵察部隊がポーランド軍戦線後方に浸透。重火器中隊に迫ります。

1300 終了時：英軍歩兵がValburg郊外に進出してきたため、郊外に布陣していた独軍歩兵を市街まで撤収させて守りを固めます。代って独軍は全戦車（4個中隊）を平地に投入。迂回する英軍の側面を狙う独軍重戦車の攻撃と、その目つぶしを狙う英軍砲兵の弾幕射撃が一帯を包みます。

1500 終了時：英軍の先遣隊はValburgのさらに外側の迂回を試みます。続々と到着する増援は、独軍師団砲兵と戦車の攻撃を避けるため、Oosterhutの街の後方を迂回してきます。独軍左翼では、にじり寄る英軍歩兵大隊に師団砲兵の弾幕射撃が炸裂。対戦車砲まで2ヘクスに迫ったところで、辛うじて前進を押しとどめます。

1700 終了時：このターンより、独軍Knaust戦闘団に「ソロモンズ・キャンペーン」を終えた奥津城氏を強制徴用。Valburg戦線の指揮をお任せします。対する英軍の主力はValburgの前面に集結。市街攻略の準備を着々と進めます。根本的に歩兵の少ないKnaust戦闘団は、この対処に苦慮します。北方ではHarzer戦闘団がポーランド軍の包囲を着々と進め、Waal南岸への封じ込めを狙います。

1900 終了時：Valburg戦線では英軍の連続した大隊突撃により、1ターンで市街の過半を制圧されます。Harzer戦闘団は順調にポーランド軍を圧迫し、2個目の重火器中隊も捕えます。

夜間ターン終了時：Knaust戦闘団はValburgの放棄を決定。部隊の撤収を開始します。

といったところで、時間切れのためこの日のプレイは終了。独軍は戦車部隊を後衛にElstまで防衛線を後退。ここを突破されるのが先か、ポーランド軍からDrielの渡し場を奪取するのが先か、という展開になるのではないかと思われます。独軍としては装甲部隊ローテーションが完璧に機能していたため、頼みの綱の戦車4個中隊がほぼ無傷で残っていたことが明るい材料。Elst西側の開豁地で戦車戦に持ち込めばあるいは……という状況で一年ぶりThe Devil's Cauldronはひとまず終了。翌日の備え、初日は早めの撤収となりました。