Eastan Front Tank Leader:YSGA11/21

Panzer Commandに続いて、この日の課題その２となるEastan Front Tank Leaderをプレイ。

Eastan Front Tank Leader(West End Games)

これまた四半世紀近く前の1986年作品。やはりＮ村自身は未所持かつ未プレイ。しかしテーマ・スケールは違えども、Great Battles of Historyに酷似した活性化システムの（というよりこれが元ネタですよね、RHB?）には長年興味アリ。
シナリオはまたしてもソ連軍の盤外突破を独軍が阻止するもので、独軍を市川氏、ソ連側をassasin氏とＮ村が担当します。

ソ連側は配下の戦車旅団を快速部隊2個大隊（assasin氏担当）と、KV-1を含む重戦車大隊（N村担当）に分割。快速部隊の先頭が突破を果たします。駆けつけた独軍部隊により、後続部隊の突破は阻止されますが、Ｎ村重戦車大隊はじわじわと前進。町に籠もったKV-1を後衛に、こちらも軽戦車中隊が突破を目論みますが、独軍戦車の長距離射撃により中隊壊滅。足を止めての射撃戦では健闘したものの、重戦車1個中隊の突破に終わりました。

実際にプレイしてみての感想ですが、ユニットの行動終了が確定的で、ある程度ターンが進むとリアクションが発生しないことや、高練度フォーメーションの割り込みが無判定で実施できる点などに、システムの古さは否めません。

しかし実際の部隊編成を反映した士気・活性化や、割り込みのシステムは、今でも十分に通用するユニークなシステムです。また地形効果を単純な防御力アップではなく、「視認可能な距離の変化」として織り込んだことも斬新な点でしょう。GTSへの進化を果たしたPanzer Command同様、ゲーム史の狭間に埋もれさせるには惜しい一作でした。