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DNAカードゲーム:GCS 02/27

日曜坂戸のウォーミングアップは、TAG氏提供の教材ゲームから。

DNAカードゲーム (リバネス)

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東京工業大学生命理工学部主催の「バイオコン」課題作として、学生チーム「小中校生・市民が理解できるバイオ教材」として作成したカードゲーム。その後商品化されたらしく、持ち主のTAG氏は書店の教育玩具コーナーで購入したとのこと。検索してみたら Amazon でも取り扱いがありました。

4種類の塩基カードを並べてニョロニョロと DNA を作成。塩基3個セット毎に「コドン」に区切られ、その塩基の組み合わせで生成されるアミノ酸を決定。このアミノ酸の価値によりVPを得点します(必須アミノ酸ほど高得点)。最終的に誰かが DNA コードの終了タグである「終止コドン」を作成したラウンドでゲームが終了し、各コドンのアミノ酸VPの合計で勝敗を競います。詳しくは本家のサイトへ。

プレイ中は「アデニン(A)」やら「イソロイシン」やら謎の専門用語が飛び交いますが、基本的にはカードを並べて3枚セットの役を作って得点するシンプルなゲームです。これに突然変異や遺伝子障害など、特殊カードによる効果が加えられていますが、想定される小中学生でも十分にプレイ可能な難易度に押さえられています。

しかし簡単とはいえ、塩基の並び自体をカード化してゲームにしたのは上手いアイデア。塩基の組み合わせによりまったく効果が異なるコドンの特性を反映して、妨害カードによる塩基の入れ替えによる一発逆転(別のアミノ酸を生成するコドンに変化する)も可能と、最後まで気の抜けないゲームとなっています。

「学生制作の教育ゲーム」ということで正直あまり期待していなかったのですが、実際プレイしてみるとなかなかよく練られた好ゲーム。個人的にはこのシステムなら Erosion と並んで Sierra Madre Games で売っていても違和感のないレベルです(※褒めてます)。

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1戦目は TAG氏、Motherland氏とのインスト3人戦。終盤までトップを走っていたTAG氏のDNA に「開始コドン-コドンA-コドンB-コドンC…」から「開始コドン-終始コドン-コドンB…」に変化してしまうという絶妙かつ致命的な突然変異が発生。遺伝子コーディングの終端宣言である終始コドン以降は得点されないため、これで TAG氏は最下位に転落。序盤の変異を遺伝子治療で地道に修復していた Motherland氏の逆転勝利に。

2戦目は O氏を加えての4人戦。今度は序盤にリードしたN村が、「開始コドン-コドンA-終始コドン」で即終了を目論む速攻に挑戦。しかし最終手番の Motherland氏が、またも遺伝子治療で微妙コドンを高得点のアミノ酸生成コドンに転換する逆転劇に成功。連勝で DNA 界に君臨する結果となりました。

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