台海危機1950 : GCS 04/23
今月の坂戸は土曜夕方の顔出しのみ。
翌日の Bloody Ridge 対戦に備えて、のんびり駄弁りながらセットアップやOPシートを検討していたところ、Lords of the Spanish Main のプレイを終えた S木氏から「台海危機1950」のインスト要望が。
というわけで、S木氏をお相手に時間切れまで本作をプレイしてみました。
台海危機1950 (戦棋#5)
このところ快調な台湾のウォーゲーム雑誌、戦棋最新号の付録ゲーム。Red Dragon Rising(S&T#250) のシステムにより、1ターン1年で10年にわたる台湾海峡での中台紛争を再現します。中国側は中国沿岸と台湾海峡に点在する台湾側が島嶼の奪取と、台湾・米軍艦艇の撃破によりVPを獲得し、この大小で勝敗が争われます。
#余談ですが 「戦棋」スタッフは S&T#250 を入手し損ね、コマンドマガジンでの再販でようやく RDR を入手できたのだとか。
比較的短期間の戦役を扱った RDR に対し、本作の大きな相違点となるのが「1ターン1年」というスケールです。毎ターン開始時に、そのターンのアクションフェイズ(RDRのターンに相当)の回数がランダムに決定されますこのアクションフェイズ数は2d6の出目の大きな方となりますので、最長で6フェイズ。ターン終了時に敵の支配する島嶼に存在するユニットは強制的に海上に撤退させられるため、毎年の争点となる短期間の島嶼戦が次々と繰り返される当時の状況が再現されることになります。
また移動アクションのスタック上限が6ユニット、加えて戦闘で損害を適用するユニットは防御側が選択する(従って攻撃側は複数の攻撃ダイスをまとめて振っておける)、といった変更もあり、ゲームの展開は RDR 以上に軽快です。今回はルール説明込みの1時間で、過半の6ターンまでプレイすることができました。
そして RDR といえば過激なイベントが話題となりましたが、本作もイベントシステムは健在です。ただしほとんどが一回限りの「歴史的イベント」で、また全体のフェイズ数に対してイベント数はさほど多くありません。従って各イベントはいつか発生するもので、それを前提に戦略を組み立てる、ということになります。
今回は S木氏が大陸側を担当し、前述のように6ターン終了時までプレイ。最北部の島嶼が制圧され、重要拠点の大陳島が孤立し風前の灯、という状況。また南部の南日島への台湾側の空挺作戦では、参加した空挺部隊が壊滅するという醜態を晒しました。
ひとまず双方とも感触は良好でしたので、次の機会には通しでプレイしてみる所存です。
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