Bloody Ridge & GD'42 : YSGA 04/24
今月のYSGAは、市川・堀場氏らの TCS 対戦に便乗して Ver.4.0ルールの勉強会に参加。とはいえN村自身の TCS の前回のプレイは5年以上前ですので、Ver.3.0ルールもすっかり忘却の彼方。実質覚えなおしのリハビリプレイとなりました。
The Planned Assault : 1942/09/12, Bloody Ridge (The Gamers)
まずは Dublin 氏と Bloody Ridge を対戦。ガタルカナル島はムカデ高地での川口支隊と海兵隊の戦いを扱った一作です。共通の所持ゲームがこれしかなかったということもありますが、マップ1枚と TCS では例外的に規模が小さく、車両も登場しないためルール習得には悪くないチョイスでした。シナリオはいわゆ「血染めの丘の戦い」の前夜、日本軍2個大隊による夜襲のシナリオ。担当は歩兵124連隊を Dublin 氏、海兵隊がN村。まずはリハビリということで、命令のルールは省略してのプレイです。
ムカデ高地の両側のジャングルをそれぞれ1個大隊で迂回した日本軍は、日付の変わるころに攻撃位置に到着。それぞれ両翼で歩兵突撃を開始します。対する海兵隊は右翼 Log bridge 付近では第一強襲大隊C中隊が奮戦。ダイスにも助けられ、干潟とルンガ河にはさまれた隘路で日本軍第一大隊の突破を食い止めます。対して左翼のジャングル内に布陣していた第一空挺大隊B中隊は、日本軍第三大隊の万歳突撃にじわじわと戦線を押し込まれます。
一個大隊相手に敢闘した第一強襲大隊C中隊でしたが、さすがに日本軍の重火器が前線に展開を始めると当初の陣地線から叩き出されます。しかし最右翼から駆けつけた工兵2個中隊の展開が間に合い、それ以上の日本軍の突破を阻止することには成功します。左翼では空挺大隊B中隊が白兵戦に耐えられずに大きく後退。しかし万歳突撃を繰り返した日本軍の第三大隊の消耗も激しく、モラルが崩壊。このあたりでターンも進んで夜明けとなり、夜襲の失敗も明らかとなったため、2ターンを残してひとまずプレイは終了としました。プレイタイムは5時間ほど。
ジャングル内での白兵戦が中心となるため、TCS への違和感としてよく言われる無制限の臨機射撃や損害で減衰しない歩兵火力などの問題がほとんど顕在化せず、夜戦と万歳突撃特別ルールを加味しても入門用にはお勧めのシナリオではないかと思います。本番の9月13日のシナリオも、一日かければ十分プレイができそうです。
#もっとも中隊スタック(損害マーカーつき)の山が連なったのには閉口しました(写真右上)。こうなるとピンセット必須ですね。
The Center Gives Ground : 1942/11/29, GD'42 (The Gamers)
続いては市川・堀場氏らに合流し、GD'42 から The Center Gives Ground を2ターンまでのお試しプレイ。
こちらについては市川さんのブログ(*)に詳しいですが、回線劈頭から両軍の砲兵弾幕が炸裂し、互いに最前線近くに前のめりに配置していた装甲兵力の過半を失う荒れた展開。本格的な弾幕砲撃の効果や、反射面陣地と予備の重要性を痛感したところでひとまずプレイはお開き。あとは閉会まで喧々諤々の感想戦に突入しました。いや本戦も感想戦も面白かったんですけどね。
#ちなみに私は「割と大丈夫」な方の人でした。もっともメリハリの付け所を間違っているんじゃないの?というのは同感ですけど。
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