« レッド・ドラゴン・ライジング : GCS 08/28 | トップページ | Inside the Armor : GCS 08/28 »

Falklands Showdown : GCS 08/28

「レッド・ドラゴン・ライジング」に続いて、同システム最新作の Falklands Showdown を FOREIGNER 氏と対戦。

Falklands Showdown : The 1982 Anglo-Argentine War - S&T#269(*)

N村の担当は英軍側。第1ターンのダブルムーブを利用し、South Georgia Islands を占領したその足で全艦隊で Falklands 海域に突入。しかしこれは拙速がすぎ、続くアルゼンチン海空軍の全力出撃を受けた英海軍は、2派にわたる攻撃で半壊。これは酷いとしきり直し、昼食を挟んで2戦目に取りかかります。

というわけで陣営をそのまま第2戦。緒戦で South Georgia Islands を占領した英艦隊は、アルゼンチン本土からの空襲が届かぬ Falklands 東海域で慎重に待機。増援の集結を待つ作戦に切り替えます。こうなるとアルゼンチン側も手の出しようがなく、艦隊は Falklands を挟んでにらみ合いに終始。アルゼンチン側は陸軍部隊の空輸を、英軍は増援の合間に Falklands に対する空襲(プカラ狩り)に終始します。

序盤全体を費やし全軍の集結を終えた英軍は、全艦隊で Falklands 海域に突入。San Carlos に主力部隊を揚陸させます。さらに続けてイベント「Poor AR Logistics」(次のアルゼンチン軍OPでアルゼンチン軍攻撃不可)が発生したことから、アルゼンチン艦隊に対して艦隊戦を挑み、イベント効果でアルゼンチン空軍が来襲できない間に攻撃圏外に待避する一撃離脱作戦を目論みます。

こうして始まった艦隊決戦でしたが、質量ともに勝る英海軍は第一撃でアルゼンチン艦隊の8割を撃沈。これでアルゼンチン軍虎の子の空母と巡洋艦を含む大量失点が発生したため、あとは島内要衝をすべて無視して Port Stanley さえ落とせば終了という状態に。以後は空襲と Port Stanley への艦砲射撃ロールが延々続くだけと思われたため、アルゼンチン軍投了で終了としました。

結局地上戦までたどり着きませんでしたが、両軍がミスを犯さなかった場合は作戦の幅がほとんどなく、史実通りの一本道の展開が続くゲームという印象を受けました。特に「移動力無制限・途中ブロック不可」の海軍移動ルールの関係で、排他水域と空襲半径との位置関係以外、艦隊の配置はほとんど意味がありません。これならアルゼンチン本土からの距離だけの一次元ゲージか、陸戦をメインにした盤外ボックス処理で十分ではないでしょうか。

引き続き陸戦部分もプレイしてみたいので、再挑戦してみたいとは思いますが、今のところは Red Dragon Rising や「台海危機1950」と比べると微妙なゲームという感触です。やはり極度に抽象化された RDR システムには、展開に幅のある舞台が向いているようです。

|

« レッド・ドラゴン・ライジング : GCS 08/28 | トップページ | Inside the Armor : GCS 08/28 »

GCS」カテゴリの記事

S&T269 Falklands Showdown」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: Falklands Showdown : GCS 08/28:

« レッド・ドラゴン・ライジング : GCS 08/28 | トップページ | Inside the Armor : GCS 08/28 »