BIOS-Megafauna : GCS 2011/11/27
というわけで、坂戸シエラ会では今年も購入当日プレイを敢行。
写真は BIOS: Megafauna の発売を喜ぶアノマロカリスさんとシドネイアさん。
余談ですがこのネタ写真を BoardGameGeek に投稿したところ、「くだらない画像投稿すんな!(意訳)」と却下されました。残念。
BIOS: Megafauna - Sierra Madre Games(*)
Sierra Madre Games 今年の新作。懐かしの American Megafauna のリメイクで、後のアメリカ大陸を舞台に中生代から新生代にかけての爬虫類・哺乳類の進化と覇権争いがテーマです。
また表題の"BIOS"は、地球史を扱った新たなゲームシリーズとのことで、ルールブックによると以下のゲームが予定されているとのこと。ついでに Origins も人類史ゲームとして同シリーズに加えられました。
Bios: Genesis (地球誕生から40億年)
Bios: Insecta (Incecta のリメイクか?)
Bios: Technium (技術の発展)
まず目に付くのがコンポーネントの改善で、ソフトマップに厚紙を三角形に折り曲げたユニットから、ハードマップに木製ユニットへと進化。バイオームもユーロゲーム規格の分厚いタイルとなり、見栄えは格段に良くなりました。
システムの面では、DNAの扱いや亜種の形成、バイオームとニッチ競争などに旧作のエンジンは残されているものの、これら旧要素でも削れる部分は簡略化。また根幹部分は「DNAのオークション」からアクション選択式へとがらりと変更。旧作の「ゲームもできる進化・環境シミュレイター」的な部分は鳴りを潜め、ゲームとしては大幅にマイルド化しています。反面 American Megafauna の大きな魅力だった、「亀が虫を食べ始めたら、大陸全土を揺るがす生態系の大移動に発展」といったダイナミックさは失われ、良くも悪くも普通のゲームになったという印象です。以前の諸行無常感も捨てがたいので、旧版もマニア向けにはまだ出番があるかもしれません。
また本作では「道具使用」「社会性」といった文化の獲得や、絶滅バイオームの化石化といった新たなギミックが登場。特に獲得した文化は Origins との連携にも使用され、旧版の無理矢理感漂うバリアント Animal Farm と比べるとスムーズに Origins へと連結できるようになりました。
今回の人柱会では American Megafauna 経験者3名、未経験者1名でルール読み込みプレイを敢行。インスト込み2時間ほどでジュラ紀まで到達。ここで大きなルールミスが発覚したため、ジュラ紀終了で協議終了としました。ちなみに早い段階で最悪のカタストロフ Clathrate Gun global warming が発生したため、全滅復活のルールも必要となる波乱の展開。今作でも環境への過剰適応は諸刃の剣のようです。
ひとまず疑問点の洗い出しはできましたので、次回の GGG あたりで本格的なプレイに挑戦してみようと思います。
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コメント
えー、可愛いのに。それは兎も角、American Megafauna共々一度プレイしてみたいですね。
投稿: Foreigner | 2011年12月 1日 (木) 04時50分
AMF→BIOSで比較プレイしたついでにOriginsに連結ですね!
投稿: N村 | 2011年12月 2日 (金) 21時02分