Grand Tactical Series 3戦 : YSGA 2012/03/18

今回の YSGA では、ひさしぶりに市川丈夫さんと Grand Tactical Series をプレイ。折角なので他のメンバーにも声をかけたところ、飛び入り含む総勢5名が集結。開港記念館の片隅で、The Devil's Cauldron(*), Where Eagles Dare(*) 合わせて4本のシナリオをプレイする GTS 会が開催されました。

まずは堀場氏へのインストと、数年ぶりのプレイとなる Dublin氏のリハビリのため、2卓に分かれて手軽なシナリオでウォーミングアップ。

Son with the Wind: Where Eagles Dare - MMP

こちらは Dublin氏と Son 橋へ。担当は例によって米軍101空挺師団です。

今回の米軍は臨機射撃がまったく振るわず、前衛のバズーカ班があっさりと壊滅。最前線の小川の橋までねじ込まれ、ベイリー橋へ1,500mまでパンターの接近を許します。対する空挺も、師団司令部を前進させて対抗しますが、沸いて出たグライダーパイロット部隊の処分に手間を奪われて対処に苦戦。最後はパンターの狙撃が決まり、本シナリオ3戦目にして初の独軍勝利となりました。プレイ時間は1時間ほど。

A Drive in the Country: Where Eagles Dare - MMP

Son with the Wind が、あっさりと終了したため、引き続き時間調整を兼ねてこちらのミニシナリオも。

お茶休憩で小一時間を空費し（32MP消費）、4号戦車と復路の守備隊に散々に打たれながら、満身創痍（混乱2）の状態で偵察中隊は帰還に成功。順当に英軍 Dublin氏の勝利となりました。プレイ時間は15分ほど。

A Bridge Too Far: The Devil's Cauldron - MMP

お昼を挟んで午後からは、GGG の S木氏も加わり総勢5名で The Devil's Cauldron をプレイ。予定では旧公式サイトで公開されていた大型シナリオ、Battle for Nijimegen を動かしてみよういう目論見だったのですが、ここにきて本日の割り当てのテーブルではミニマップ部分はがはみ出すというポカミスが判明。急遽シナリオを変更してのプレイとなりました。

というわけで定番の A Bridge Too Far です。Ｎ村の担当は Driel 付近に展開したポーランド空挺旅団。Elst 郊外に展開した独軍 Knaust 戦闘団（堀場氏）を挟んで、英軍第43歩兵師団（Dublin & S木氏）の到着を待ちわびるポジションです。

ポーランド軍は鉄道土手を挟んで相対する独軍 Harzer 戦闘団（市川氏）に対抗するため、土手の反対斜面に広く展開。最南端の迫撃砲中隊は Elst の独軍砲兵陣地を射程に納め、その砲撃を妨害します。対する Harzer 戦闘団は丸1ターンかけてコマンドポイントを蓄積し、河沿いの鉄道土手北部に絞って攻撃を開始。優勢な兵力を生かし、わずか1ターンの戦闘でポーランド軍1個大隊を撃破。Driel Ferry へ向けて突破を果たします。

Elst まで色気を出したのが失敗で、最初から北側に引いて守勢をとるべきだったかと反省しますが後の祭り。急ぎ Elst 方面の大隊を撤収し、Driel 手前のラインでなんとか戦線を再構築。ひとまず虎口を脱します。

この間に第43師団は、土手道からの展開に苦労しつつも優勢な砲兵戦力を生かし、Valburg の独軍守備隊を一掃することに成功。西側から Elst になだれ込める体勢で、Knaust 戦闘団も温存していた戦車部隊を投入せざるを得ない状況。未だ予断を許さない状態でしたが、3ターン分をプレイしたところで今回は終了となりました。プレイ時間は6時間ほど。

プレイし損ねた Battle for Nijimegen に加えて、Where Eagles Dare の残りのシナリオも悩ましい。No Question of Surrender の発売を前に、引き続き隙あらば GTS も広げてゆく所存です。