2192: Invasion Earth : GCS 2012/05/20
SFウォーゲーマー的には、今回のゲームマーケット最大の注目作がこちら。
前日に工作した本作を、 syphalias氏をお相手に早速プレイしてみました。
2192: Invasion Earth - このシミュゲがすごい!(→)
War at Sea ベースのシステムで、ガミラスの太陽系侵攻からヤマト完成までの期間を戦い抜く戦略級ゲーム。遊星爆弾による放射能汚染が限界に達した、またはガミラス前進基地が地球に到達するとサドンデス、その他の場合は惑星支配によるPOC判定で勝敗が争われます。
N村の担当はガミラス側。1戦目は序盤から火星と木星での小競り合いが発生。これを制したガミラス側は、火星以遠の確保に成功。この功績で総統に直訴を連発します。これにより動員をほぼ完了したガミラス側は、満を侍して地球侵攻作戦を発動。この艦隊決戦で地球上空が制圧され、地球側投了で1戦目終了。
POCの優勢な側が後手移動のイニシアチブを握れるため、第1ターンの結果が極めて重要。セットアップから後手番のガミラスが有利すぎでは?との疑念が持ち上がり、ギャラリーを交えて喧喧諤諤の感想戦に。そこで先手側リアクションの緊急出撃にミス(同エリアなら他の惑星にも移動できる)があったことが判明します。
というわけで検証のため第2戦。今度は第1ターンの地球決戦で痛み分け、POCのリードを奪われたガミラス側が追い上げる展開に。しかしガミラス側の展開ミスを突いた地球側が、電撃的に冥王星に侵攻してこれを制圧。失態によりPOCが地に落ちたガミラス側はこれを挽回できず、早々に投了して地球側勝利。
第2戦があまりに酷かったので、そのまま3戦目へ。今回のガミラスは、木星~土星ラインに慎重にとどまり、遊星爆弾による持久戦を開始します。そして地球側生産力の枯渇を待ち、地球艦隊との消耗戦を開始。これは一定の効果を発揮し、地球艦隊をジリ貧に追い込みます。しかしPOCでは劣勢のため、ガミラス側勝利のためには地球汚染によるサドンデスを狙うしかない状況。最終的に汚染判定を逃げ切った地球側の勝利となりました。
プレイ時間は終盤まで持ち込まれた第3戦でも1時間弱。WaS系でも群を抜いて手軽なゲームという印象です。積極策をとると第1ターンで勝敗がついてしまうきらいがありますが、ミニゲームとしては許容範囲でしょう。わずか8ページのルールながら、技術開発やイスカンダルからの使者回収といった小技も効いており、原作に興味があればお勧めできる好ゲームでした。
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