Saga of the 1st Airborne : YSGA 2012/05/04

今年のYSGAのゴールデンウィーク例会では、The Devil's Cauldron の2日連続プレイを企画……したものの、肝心のＮ村が急な法事のため初日を欠席。関係諸氏にはご迷惑をおかけしました。
結局2日目のみの縮小企画として、拡張シナリオSaga of the 1st Airborneをプレイしました。

The Devil's Cauldron: The Battles for Arnhem and Nijmegen　- MMP(→)

Saga of the 1st Airborne, 1944/09/17 1500 - 1944/09/20 Night

予定の3名に加えて、当日の準備中に関係諸氏が次々と来場。総勢5名の参加者により、Arnhem戦区最初の1日分に相当するプレイとなりました。今回は久しぶりのプレイとなる参加者が過半を占めたため、連合軍は2名がそれぞれ空挺および空輸旅団、独軍は3名が各1個師団を担当する緩めの布陣。Ｎ村自身は独軍Frundsberg師団を担当しました（実質ルールマスター）。

独軍主役のHohenstaufen師団担当のKT氏は、Kraft戦闘団を北寄りに配置。対する第1空挺旅団は、北側2本のルートを捨てて南側2本に全旅団を投入。特に森の中を横断するルートに2個大隊が密集し、Oosterbeek西部の森林内で大渋滞が発生します。この惨状にArnhem到達は厳しいか？と危惧されましたが、空挺の迫撃砲中隊が砲撃を開始した途端に状況は一変。行く手を塞いでいたKrafft戦闘団最強の第2中隊が、迫撃砲の2斉射で瞬殺（確率01%）。これで穿たれた突破口から、第1空挺旅団は一丸となってOosterbeekに雪崩れ込みます。

OosterbeekおよびArnhem郊外での抵抗を断念したFrundsberg師団は、増援部隊を阻止線の形成ではなく、最初からArnhem道路橋へと投入。Harder戦闘団の2個中隊が道路橋北岸にすべり込み、英軍の先鋒の空挺第2大隊に先んじて同地を確保します。また後続の部隊もArnhem市街東側から道路橋方面へ。このため独軍は、英軍のArnhem市街への進入を阻止することができなくなります。英軍は空挺堡の守備にあたっていた第3大隊を除き、第1空挺旅団全軍がArnhem中心部へと到達。さらに西方からLippert戦闘団のせまる空挺堡から撤収した空挺砲兵も、街道を疾走してこれに合流。

というわけで翌19日の朝には、道路橋北岸を中心とした幅1キロの市街に立てこもる独軍4個中隊に対し、英軍第1空挺旅団（1個大隊欠）がこれを包囲、さらにそれを独軍が逆包囲するという異常事態が発生。これはこれで燃える設定です(笑)。

翌19日の天候は曇り。後続部隊の降下は中止されましたが、第1空挺旅団は早朝から道路橋に対する攻撃を開始。しかし精鋭第2大隊の突撃に対して、Harder戦闘団と守備交代したSpindler戦闘団は頑強に抵抗。フロスト中佐の攻撃を撃退し続けます。一旦白兵戦を断念した英軍は、対戦車砲による直射による消耗戦に作戦を変更。これがじわじわと効果を発揮してきたところで今回は時間切れ。

写真はゲーム終了時。道路橋南岸にはお馴染みの装甲偵察大隊が展開。一見橋を渡って安全に北岸に進出できそうですが、縦隊移動で渡った先には対戦車砲が控えているため言うは易し。また北岸の橋と隣接へクスも同様に対戦車砲が相互移動を牽制しているため、独軍の後詰も困難。英軍は橋を確保できなかったにも関わらず、実は依然主導権を握っている状況です。過去にない展開に興味は尽きないところでしたが、今回は19日午前をもって終了となりました。

激闘9時間、参加者の皆さんお疲れ様でした。