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The Siege of Bir Hacheim : Immelmann 2012/05/26

この週末は Immelmann 5月例会にお邪魔して、 syphalias氏と No Question of Surrender メインシナリオのテストプレイを敢行。さすがに9日間にわたる攻囲戦を完遂するのは無理でしたが、強烈なイベントもあり陣地外縁の突破までプレイを進めることができました。

No Question of Surrender - MMP()

The Italians Attack - Historical, May 27th

まずはウォーミングアップと本作特別ルールの確認を兼ねて、シナリオ1をプレイ。伊軍必敗だなんだと文句を言っていますが、インストには重宝しているシナリオです。

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結果は守るN村仏軍対戦車砲の狙いが定まらず、先鋒の伊軍戦車中隊が対戦車砲を拘束することに成功。続く戦車中隊が地雷原を走破し、Bir Hakeim 陣地への突入に成功してしまいます。この珍事にすわイタリア軍勝利か、と思われましたが、仏軍歩兵の2度にわたる突撃で伊軍戦車隊は壊滅。順当にフランス軍の勝利に終わりました。


The Siege of Bir Hacheim, June 2-June 10

などとイタリア軍を壊滅させたのちに、枢軸側 syphalias氏、仏軍N村で本題のシナリオ4へ。マップ全体を使用し、枢軸側は第90軽師団と Trieste 師団、仏軍も自由フランス第1旅団の全軍が登場。6月2日から11日までの攻囲戦全体を扱い、守る仏軍の士気値が限界に達するまでの期間で勝敗を判定。仏軍士気値は両軍の失ったステップや仏軍の補給状態で増減し、6月7日までに仏軍が限界に達すれば枢軸側の勝利。8-9日であれば、Susan Travers 女史の運転する旅団長車の包囲脱出で勝敗を判定。以降は枢軸側の勝利となります。

プレイ前の観測では、攻める枢軸側は拙速を避けて序盤の数日間は砲兵戦を展開。仏軍の野砲・対戦車砲などの重火器を削ったのちに、満を持しての突撃となるのではないか、と予想されました。今回の枢軸側も第1ターンは観測部隊のみを盤上に投入。盤外移動で Bir Hakeim 陣地の反対側にも戦闘団を派遣するなど、攻囲の下準備に努めます。写真はさっそく仏軍阻止弾幕に包まれる、独伊の観測部隊。

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ちなみに守る仏軍も部隊に余裕がなく、陣地外縁をすべてカバーするような配置は不可能。独軍の攻め口に応じて、臨機応変に守備隊をスライドさせる必要があるようです。

・Wrong Ammo!

などと攻囲戦の準備に余念がない枢軸側でしたが、早くも第2ターンに発生したイベントで状況が一変します。ここで発生したイベント"Wrong Ammo"は「仏軍野砲に間違って徹甲弾が補給された」というもの。夜ターンの補給判定成功まで、仏軍砲兵中隊4ユニットは徹甲弾直接射撃(しかも青)のみ実施可能、弾幕マーカーの配置はもとより間接射撃自体が不能となる強烈なイベントです。GTSシリーズ経験者でしたら、このときの仏軍の絶望感がおわかりいただけるのではないかと思います(笑)。

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というわけで仏軍の阻止弾幕が衰えたのを察知した独軍は、到着したばかりの砲兵でさっそく対戦車砲の制圧を開始。仏軍重火器による臨機射撃を封じると、装甲部隊を先頭に Bir Hakeim 陣地への突進を開始します。後続部隊にいたっては、悠々と街道上を乗車状態で進軍してくる始末です。この危機に仏軍は各大隊の迫撃砲をかき集めて阻止砲撃を展開。それでも独軍の前進は止まらず、総予備の第13連隊を第90軽師団の迫る南東街道へ、Trieste 師団の迫る北東街道側にはJock Column 部隊を展開させます。

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続く夕方までの戦闘で、北東側では Jock Column 部隊が奮戦……というか突撃してきた伊軍戦車隊が地雷原で次々と擱坐。最終的に Jock Column は撃破されますが、外周の地雷原で伊軍部隊を押し留めます。しかし第90軽師団の迫る南東街道では、さすがの外人部隊も苦戦。先頭の装甲車中隊を白兵突撃で撃破する戦果もありましたが、陣地外縁に幅4ヘクスにわたる突破口を穿たれます。またこの間に陣地北西と南西には、それぞれ盤外を迂回した独軍戦闘団が展開。仏軍守備隊の転進を牽制します。

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といったところで仏軍待望の夜間ターンが到来。補給判定も成功し、待ちに待った榴弾も無事到着。夜間にもかかわらず、さっそく阻止砲撃を開始した仏軍砲兵隊により、独伊両軍とも Bir Hakeim に橋頭堡を築いたところで小休止。翌日は速攻で Command/Dispatch Point を使い果たした枢軸軍に対し、Dispatch Point を温存した外人部隊による組織的反撃が成功するか、といったところで時間切れ。今回はここまでで終了としました。この時点で仏軍の士気値は既に1/3以上が削られており、外人部隊にとって苦しいスタートです。

ゲーム内1日弱の経過に対し、プレイ時間は6時間強。最初から総攻撃が試みられたたため、プレイ時間が増加したこともありますが、キャンペーン完遂には2-3日程度を見込む必要がありそうです。また攻める枢軸側は部隊密度も高く、形は小さいですが実は2日間例会向けのゲームということになりそうです。

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