All Along The Watchtower : GCS 2012/07/01
日曜日の坂戸では、syphalias氏をお相手に、久しくベトナムの空を離れていた同氏のリハビリプレイを開催。同氏とはS木氏とともに Downtown のキャンペーンを予定しており、その予習を兼ねたプレイです。
D19: All Along The Watchtower, Downtown: Dragon's Jaw - C3i#18(→)
というわけでの Downtown リハビリ会。今回使用した Dragon's Jaw は、C3i誌18号の付録となった Downtown の追加モジュールです。内容は Downtown 本体の南側、ルートパッケージ4のエリアを拡張する追加マップ、およびその中心に位置する Dragon's Jaw Bridge こと Thanh Hoa 鉄橋(→)をめぐるシナリオを収録しています。
また関連するユニットとしてF-100D, そしてオーストラリア空軍の Mrage IIIO, Canberra Mk.20 という誰得ユニットも収録。このオーストラリア空軍オプションを以前プレイした顛末はこちら(→)。こちらも手軽で面白いオプションです。
今回のシナリオは、1968年の侵攻を扱った D19 から目標を Thanh Hoa 鉄橋に固定。シナリオ指定の空母 Coral Sea の攻撃隊に、海兵隊よりジャミング支援の EA-6A を追加。また SEAD の A-4E 編隊の一方を A-6B(Standerd A搭載)と交換。また爆撃隊の A-4E には、1編隊分4発のEBOG(Walleye I)を追加。これをキャンペーンで米海軍を担当する予定の syphalias氏に受け持っていただき、スポットジャミングと Shrike, Standerd の両対レーダーミサイル、および誘導爆弾を一通り練習できる設定としてみました。素直に60年台末の通常シナリオをプレイすればいいという話もありますが、RP4のシナリオは辺境のため SAM 数も少なく、また目標が海岸から近いためプレイが比較的容易なのです。また折角なので、Thanh Hoa 鉄橋に Walleye I が通用するのか確認してみたかった、という話もあります。
対する DRV N村は、MiG-17F 2機編隊と MiG-21-F13 1機編隊を調達(米軍1VP)。しかし利用可能な飛行場が Hanoi 近郊ばかりですので、迎撃が間に合うかは微妙な設定。現地に配置された SAM 大隊4個と、Fire Can 3基が防空の主力です。
ゲームの展開ですが、侵攻部隊は小細工なしに一直線に Thanh Hoa へと侵攻。前衛の SEAD および武装護衛部隊が SAM 対空部隊の制圧を開始します。はるか洋上から発射された Standerd は、無難にシャットダウンでやり過ごしたものの、侮った Shrike により SAM 大隊がまさかの損害(米軍1VP)。対する対空部隊の反撃は、対空砲により SEAD の A-4 編隊に軽損害2機を与えて撃退。また A-6 編隊も SAM 回避で爆弾投棄に追い込み、こちらも追い返すことに成功します。
この間に超低空を南下してきた MiG 部隊は、RP6B の南端付近で CAP 部隊と接触。超低空で非探知状態を維持し、攻撃隊の側面に食らいつく目論見でしたが、相次いで CAP 部隊に発見され状況は一変。奇襲を受けた MiG-17 部隊が1機を撃墜され、この日の空戦はひとまず F-4B の勝利に終わります(米軍2VP)。
そんな空戦をよそに、待避する SEAD 部隊と入れ替わりに攻撃隊は洋上を超低空飛行で目標へと接近。対空部隊は隠匿していた全レーダーのスイッチを入れ、次々と攻撃隊に向けて SAM を発射します。しかし DRV 側渾身の全力攻撃も、EA-6 と各機のジャミングポッドによりすべて無効化。もはやこの時期になると、SAM は斉射による直撃狙いよりも、SAM 回避機動での爆装投棄狙いで発射回数を稼いだ方が良さそうです。
対する爆撃隊は、爆煙による視界低下を嫌ったのか Walleye 編隊を先頭に目標に接近。秘蔵の誘導爆弾4発が投下されます。結果はそれぞれ[4][0][0][1]のヒット。いきなり橋桁への直撃を得た米軍は、これ以上のリスクは無用と後続の通常爆弾部隊には帰還を指示。入れ違いに BDA の RF-8G 編隊が侵入してきます。
プレイにかまけていたため、今回の写真はこれだけ。
超低空を駆け抜けた BDA 編隊は、残る SAM と対空砲をすべてかわして偵察に成功。イベント"AAA Ambush"で重損害を受けていた CAP の F-4B を含め、損傷機もすべて帰還に成功。勝敗は戦果確認のダイスにゆだねられます。そして問題のロール結果はなんと[NE]。しかも外れた1発が民家を直撃していたというオマケつき(米軍-1VP)。結果は[3VP]で米軍敗北。「あれは直撃だったな」と祝杯ムードのブリーフィングルームに、「明日も行ってもらうぞ」と冷や水を浴びせる結果となりました。やはり Dragon's Jaw Bridge の破壊は、2,000lb級のWalleye II を待つ必要があったようです。
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