High Frontier : GCS 2012/07/28

BattleFleet Mars に続いては、遅れて来場した y.nakano氏の要望により、High Frontier のインストプレイを実施。引き続きS木氏を交えての3人戦となります。

High Frontier - Sierra Madre Games(→)

というわけで High Frontier です。なんでも y.nakano氏は、千葉会でプレイした American Megafauna が好感触だったことから、他のシエラ社作品にも興味が出てきたとのこと。まずは氏の要望により、High Frontier を体験していただくことにしました。

まずはインストとして、基本ショートゲームを最初の工場建設までプレイ。これでロケットの移動方法と探査・工場建設の基本を覚えていただこうという目論見です。ちなみにルール説明込みで1時間半ほどのプレイでした。そしてこのインスト段階から、容赦のない中華アタックを仕掛けるS木氏に一同戦慄(笑)。まさか中国クルーの(9/6)スラスター単独で、Deimos までの無給油往復飛行が可能だとは思いませんでした。

などと基本的なメカニズムを体験していただいたのちに、本番の全要素入りの拡張ゲームを開催。ゲーム仕様は定番の拡張ショートゲームの売却オプション入りです。今回は忘れずに BUSTED MINES(3.2C) を適用。月はともかく、火星に逃げられないのは難しいところです。

初プレイの y.nakano氏(NASA)の初期スラスターは Photon Kite Sail (1/0)。序盤の内惑星探査は散々でしたが、ライトセールの限界から Cermet NERVA & D-T Fusion Tokamak のセット(7/2)に切り替えたのちは順調に発展。深宇宙に進出して Hygiea 族に到達し、Hygiea にET工場を建設します。

そういえば Hygiea に工場が建ったプレイは初めてかも？ Cermet NERVA(7/4) も「着陸用ブースターにしか使えない」と初期の評価は散々でしたが、拡張ゲーム中心のプレイになってからは結構利用されるようになってきました。

そして国連Ｎ村と中国S木氏は、またもインストプレイだというのに容赦のない宇宙開発競争を展開。

先行する国連は、Photon Heliogyro (1/0)にクルーを乗せるといち早く発進。Deimos まで往復して Any Site Return を獲得します。続いてこの間に調達した De Laval Nozzle & Lyman Alpha Trap (3/2)で Nysa 族に至り、Hertha に工場を建設。ここで De Laval Nozzle からアップグレードした Magnetic Nozzle に Project Orion (12/2)を組み合わせると、大推力にものを言わせて水星を有人探査。同時に運び込んだ Basalt Fiber Spinning で2個目の工場を建設します。さらに水星工場で生産した Ablative Laser (3/1)にクルーを搭乗させると、そのまま地球へと帰還。Mercury Return も獲得し、工場2個と Glory 2個、さらに政治状況によるボーナスでトップに立ちます。

そして出遅れた中国でしたが、調整を重ねて Pondermotive VASIMIR (3/1) に Robonaut と Refinery をまとめて搭載すると、この重探査機で Vesta 族に到達。Vesta に工場を建設すると、これを足がかりに矢継ぎ早に Ceres と Unitas にも工場を建設。これで合計6工場でゲーム終了となり、最終選挙オークションへ。ここで1WT差で選挙を制した中国は、政治体制を中立から移動させて国連のボーナスVPを剥奪。最終的に1VP差で逆転し、後半にラッシュを仕掛けた中国の勝利に終わりました。プレイタイムは拡張インスト込みで4時間強。

大人げないベテラン勢のプレイで、順位的は振るわなかった y.nakano氏でしたが、プレイ自体には好感触をいただけた模様。引き続き別の作品もプレイしてみたいということで、シエラインスト会は翌日に続きます。

余談ですが、どうもS木氏を初めとする GGG のプレイヤーは、Robonaut と Refinery を同時搭載する重探査機を、対して坂戸・YSGA 系では単機能に特化した軽量探査機を好む傾向にあるような気がしてきました。Ｎ村自身は最初から重探査機で攻めたことはほとんど無いので、次回はこちらの路線も試してみたいとですね。