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The Nagata-cyo : GCS 2012/08/25

今月の坂戸はノープランでの土日参加。
まずは土曜の手始めに、暇人を招集して今夏の獲物から。

The Nagata-cyo - DTP()

Kremlin(AH)をベースにした、日本の内閣をめぐる利権分配ゲーム。

書記長の在任回数が勝利条件となっていた元ゲームとは異なり、本作では自派議員が大臣として担当している省庁から得られる「利権コイン」の確保数が勝利条件。政治家により「外務大臣なら獲得利権+2」といった個性が付与されています。また政治家のストレスに代わって毎ターン解散総選挙が実施され、これで落選した政治家は引退してゆくという流れになります。

問題の組閣方法ですが、内閣のポスト数8席に対して各プレイヤーの議員数は3名前後。人選自体は最大会派プレイヤーが総理として自由に決定できますが、最終的には大臣就任を要請した全プレイヤーの同意が必須となります。この拒否権は判定不要で行使されるため、内閣人事は各会派への配慮が最優先となり、自然に微妙な内閣が誕生する仕掛けとなっています。

また大臣への就任拒否で組閣に失敗した場合、即座に組閣担当(総理)は次の最大会派へ。ちなみに全会派が組閣に失敗すると内閣不成立で全員敗北ですので、最後の最後ではお飾りの弱小派閥の長をトップに据えた、たいへんアレな内閣が誕生することになります。写真は麻生総理以下、比較的マトモな内閣の一例です。

The_nagatacyo_2012082501a

今回はインストの5人プレイ。途中から議員数で圧倒しはじめた最大会派が出現し、各プレイヤーともこの配慮に苦慮。しかし終わってみれば、最終ターンに議員1名で組閣を担当した弱小派閥が、上位のつぶし合いの末に逆転勝利。プレイ時間はインスト込み2時間強でした。

単なる Kremlin クローンとは一線を画し、手軽にグタグタとした派閥政治が体験できるのが素晴らしい(笑)。登場する政治家カードからして時事ネタですので、いまのうちに集中プレイしておきたいゲームです。

オマケの写真は buqbuq氏提供の Beat the 8 Ball.
単純なアクションゲームですが、それだけに無心にチャレンジする人多数。

Beat_the_8_ball_2012082501a

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