Andean Abyss : 猿遊会 2012/10/20
Hearts and Mindに続いては、syphalias氏も加わってAndean Abyss会を開催。
Andean Abyss - GMT Games(→)
今回はコロンビア政府(N村)、FARC(奥津城)、AUC(syphalias)、カルテル(NPC)での3人戦。初のダミープレイヤールール使用のためルール確認に手間取りましたが、全員プレイ経験者ということもありテンポ良くゲームは進行。ショートゲームの第3プロパガンダまで、3時間強で完遂することができました。このペースであれば、通常ゲームでも半日で十分プレイできそうです。
問題のNPCルールですが、勢力毎に専用のオペレーション/アクションフローチャートが用意されています。とはいえイベントの適用対象など最終的にはプレイヤー間で協議が必要な部分もないわけではなく、ガチガチのプレイでは議論も呼びそうな印象。しかしロジック自体は十分に強力で、政府担当者としても神出鬼没の麻薬農場への対応には苦労させられました。また真面目に対応した派閥は貧乏籤を引くものの、放っておくといつの間にか勝ってしまうという立場のカルテルがNPCという設定は絶妙で、3人プレイでも十分プレイに耐えることが確認できました。
プレイの方は、序盤にカルテル、続いてAUCが急速に拡大。特にAUCは一時的に勝利条件を満たすような急成長ぶりで、極右民兵への対応をめぐってコロンビア政府とFARCとの間で激しい非難の応酬が続きます。
序盤のコロンビア政府は、支配ではAUCに譲歩しつつ、必須イベントの回収に専念。戦力の整ったところで恫喝に転じ、AUCとは最終的に北部山岳地帯の軍事支配を譲る代わりに、市民運動のため一時的に軍と警察を駐留させることで合意。平行して南部山岳地帯に根付いたFARCとの直接対決に踏み切りますが、これは双方手詰まりの消耗戦に。
などと微妙な点差でのトップ叩きが続くうちに、最終第3プロパガンダが出現。この時点でFARC, AUC, カルテルの3者が同点首位、2点差で政府という1点を争う接戦状況。最後は田舎エリア2箇所でプロパガンダ市民運動の伸びしろを作っておいたコロンビア政府が、3点を稼いでギリギリの逆転。僅差で政府の勝利となりました 。
というわけで今年の猿遊会はひとまず終了。主催のたかさわさん、参加者の皆さんともお疲れ様でした。
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