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Smoke on the Water(Morning Raid) : GGG 2012/10/14

先月のGGGに引き続き、Downtownミニキャンペーンの第2戦を開催。

D10: Smoke on the Water(Morning Raid), 1972/04/16, Downtown - GMT Games()

ミニキャンペーン第2戦は午前の昼間戦闘。米軍は新たな海軍または空軍のストライクパッケージで、ベトナム軍は夜間戦闘の対空部隊の配置を引継ぎ、新たなMiG部隊を追加しての対戦となります。今回のベトナム軍はMiG-21PFMの2機を2編隊調達。普段は手数を稼ぐN村DRVには珍しく、少数精鋭での積極的な迎撃作戦を試みます。

早期警戒判定の結果、米軍の侵攻は西部ラオス方面からの空軍侵攻と判明。登場ヘクスから推測して、侵攻目標はハノイ西方のHoa Lac飛行場とSon Tay補給所。この方面はSAM配置も薄く、MiGの担当するCAPゾーンを想定していたため状況はお誂え向き。DRVは米軍侵入ヘクスを南北から挟撃する位置の高空に、MiG-21編隊をそれぞれ配置。隠匿など考えず、最初から超音速でチャフ編隊かジャミング編隊をスラッシュ攻撃し、眼下のラオス国境山岳地帯に遁走しようという目論見です。また牽制として、目標上空にダミー編隊の防御ホイールを配置しています。

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対する米空軍S木氏は、第1ターンからストライクパッケージの過半を投入。明らかに露払いの前衛部隊だけでなく、爆撃隊本隊も含まれている様子。どうやら前夜の戦闘でこの付近のSAM配置が弱体なことを把握したうえで、あえて攻撃隊は電撃侵攻。散布から効果発揮まで時間のかかるチャフ回廊は、爆撃後のBDAの防御にのみ使用する目論見の様子。とはいえ今更こちらの作戦には変更はなし。ふたつのMiG編隊は米軍CAPとの間合いを慎重にはかりつつ、米軍本隊との距離を詰めます。最初から攻撃隊を投入してくるのは予想外とはいえ、ここまでは完全に北ベトナム側が主導権を握っていました。

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そしてここからがDRVの悲劇の始まり。まず第2ターンのイベントで「臆病なDRV管制官」が発生(確率02%)。事態が順調に進みすぎることに懸念を抱いたベトナム軍管制官から、南側のMiG編隊に攻撃中止Abortの命令が伝えられます。一戦も交えることなく、第2ターンにしていきなりベトナム側の戦闘機は半減。帰還を命じられた2人のMiGパイロットらは、管制官へ呪いの言葉を吐き捨てながら翼を翻します。

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とはいえ依然として状況はベトナム側優位。残るMiG編隊はアフターバーナーに点火し、米軍CAPをかわして攻撃隊の側面に遷移(さらにダミーを発生)。翌ターンにはチャフ編隊から爆撃隊まで、よりとりみどりの目標が狙えるポジションに到達します。

続く第3ターン、あくまで慎重な管制官は「罠だ!攻撃待て!」と指示(このターンの空対空戦闘攻撃禁止:発生確率09%)。カモネギ状態の米軍攻撃隊を目前に、千載一遇のチャンスを逃した2人のMiGパイロットは、帰還次第管制官を絞めることを誓います。

米軍CAPの目前で攻撃を禁止され、一転して窮地に立たされたベトナム軍。しかし眼下はラオス国境の山岳地帯。攻撃のチャンスは失われたものの、先攻のMiGが超低空まで降下すれば、探知を振り切っての離脱は十分可能です。離脱さえできれば、再攻撃も不可能というわけでもありません。そして気を取り直したベトナム軍ですが、引いたイニシアチブチットは[0]!。本ゲームは両軍が交互にイニシアチブチットを引き、指定された数の編隊を移動させるシステム。よりによって唯一移動できないチット(確率21%)を引いてしまったベトナム側はもはや言葉もなし。

対して鋭い旋回でMiGの背後に回り込んだF-4Dは、露払いに視界外からAIM-7を発射しつつ、MiGへとドッグファイトを挑んできます。景気づけにF-4Dの放ったAIM-7E2は、追尾攻撃ということもあり目標をロスト。しかしこれに動揺したMiGのパイロットはモラルチェックに失敗し、混乱Disorderしてしまいます。ちなみに本シリーズは結構プレイしていますが、使用制限のきついBVR攻撃を見たことはほとんどなく、まして戦況に影響を与えたのは初めて見ました。

まさに踏んだり蹴ったりの状態のMiG編隊でしたが、追い打ちをかけるように背後からF-4D編隊が強襲。交戦判定は奇襲となり、MiG隊は逃走を宣言。米空軍のフルードフォー編隊ルールにより1機のみの攻撃でしたが、このF-4Dは2機のMiG-21それぞれに対して見事に機関砲を命中させ、それぞれ撃墜(脱出失敗)と軽損害を与えることに成功します。ちなみに攻撃成功に舞い上がったのか、このF-4編隊はモラルチェックに失敗して任務放棄Abort。もはや祝杯しか頭にないのか、さっさと帰還をはじめます。

生き残ったMiG-21 2番機は、急降下して辛うじて遁走。残る米軍CAPの追撃をうけつつも、SAM地帯に誘い込んで辛うじて離脱。なんとか帰還判定に成功し、先に帰還を命令されていた編隊ともども、今回の迎撃は終了となりました。

その後は残された対空部隊が必死の防空戦を展開。SAMによりチャフ編隊のひとつを任務放棄させ、攻撃隊の1機に軽損害を負わせるることには成功しましたが、DRVの有効打はここまで(損傷機は帰還成功)。逆に米軍SEAD編隊の反撃を受け、SAM大隊2個とFireCan1個に損害を受ける失点となります。

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SEADに守られた米軍攻撃隊は、両目標に次々とLGBを投弾。最後は展開されたチャフ回廊をRF-4Cが悠々と通過し、米空軍のレイドは終了となりました。プレイ時間は5時間ほどで、本日の両軍の戦果は以下の通り。

・Hoa Lac飛行場:破壊[T] +2VP
・Son Tay補給所:破壊[T] +2VP
・SAM大隊:損害[S] +1VP*2
・誤爆[CD] -1VP*2(Hoa Lac飛行場とSAM大隊)
・DRV戦闘機:撃墜 +2VP
・合計:+6VP

というわけで、前回に引き続きベトナム側の惨敗に終わりました。第1戦の+4VPとあわせて、米軍はこの時点で勝敗ラインの+9VPを既に達成。ちなみにこの2戦で、DRVの得点は誤爆のみです(笑)。ハノイ防空網の弱点も次第に明らかとなり、ベトナム側には後のない戦いとなってきました。


・疑問点メモ:(28.84)Midday Redeploymentsはいつ適用できるのか?

同ルール上はMorning RaidとAfternoon Raidの間に実施することになっているが、D10にはAfternoon Raidの前にMidday Raid(12:00)という通常のキャンペーンシナリオには存在しない時間帯のRaidが登場する。おそらく変則キャンペーンのD10で(28.84)を使用するのは想定外と思われる。今回はMidday RaidとAfternoon Raidの間に実施する。

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コメント

S木です。対戦、ありがとうございます。毎回GGGでしかプレイ出来なくてごめんなさい。次回もよろしくお願いします。

投稿: S木 | 2012年10月15日 (月) 21時35分

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