Andean Abyss : GGG 2012/11/11
Downtownに続いては、GGGでは2回目となるAndean Abyssをプレイ。
Andean Abyss - GMT Games(→)
今回はコロンビア政府(S木)、FARC(N村)、AUC(Y)、カルテル(K)の各氏でショートゲーム4人戦。前回経験者のS木氏は志願してコロンビア政府を担当。残るお二方は氏は初プレイです。
N村担当のFARCは、序盤に伸びてから一旦沈み、終盤に地方で盛り返す定番の展開。2位で最終プロパガンダに持ち込んで、最後のアジテーションで逆転。2位と1点差の勝利となりました。プレイ時間は4時間強。
先日のYSGAに続いてFARCの担当が続きましたが、ゲリラ側かつ最終プロパガンダでの逆転が望めることもあり、総合的には一番初心者向けの派閥という印象です>FARC
独自ルールが少ないという点ではAUCもプレイ自体は簡単なのですが、自力勝利が難しく、政府のアクションを熟知したうえでの協調行動が求められるのが難しいところ。単独では拠点を置ききったところで手詰まりに陥りるため、実はあまり初心者向けではないかも?今回も政府との足並みがそろわず苦戦していました。また伸びしろ存在しないため、最終プロパガンダ前に勝負を決めておかなくてはいけないのも辛いところ。
対してカルテルは、基本は空気でいつの間にか勝っている、という展開が理想。このためマルチ巧者であれば、初心者でも割合勝ち抜けしやすい印象です。とりあえずゲリラと農地を増やしていれば、首位争いにはついていけるのでプレイも容易。難を言えば、最初がこれになると武闘派派閥をプレイしたときに戸惑いそうなところでしょうか?今回は中盤以降に首位をキープしていたのですが、刺しきるタイミングがプロパガンダと噛み合わず2位に終わりました。
そして問題のコロンビア政府ですが、全都市の支配を固めたうえで、1エリアづつ確実に確保して判定勝利を狙うのが基本戦略になりそうです。動員力に裏打ちされた火力の高さから、一旦政府が基地を配置したエリアを突き崩すのは容易ではありません。今回も終盤には地方進出を開始していましたので、第4プロパガンダまでの通常ゲームであれば、十分首位争いに絡めたのではないかと思われます。FARC同様に、最終プロパガンダでの逆転のチャンスがあることも強みです。
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