« The Daihonei : YSGA/GCS 2012/11/24,25 | トップページ | Pax Porifiriana : GCS 2012/11/25 »

Smoke on the Water(Afternoon Raid) : GCS 2012/11/25

9月から続くDowntownミニキャンペーンも、ようやく最終第4戦に到達。黎明と早朝の大敗に続いて、昼の戦闘では崖っぷちで踏みとどまった北ベトナム軍。最終戦もミスの許されない戦いとなりました。これまでのプレイ結果はこちらから。

・Night Raid()
・Morning Raid()
・Midday Raid()

D10: Smoke on the Water(Afternoon Raid), 1972/04/16, Downtown - GMT Games()

ミニキャンペーン最終第4戦は、シナリオ指定の海軍によるHaiphong港への機雷敷設任務。港への侵入航路にあたる3ヘクスにて、超低空からの水平爆撃を実施できれば任務完了となります。

Downtown_d10_2012112503a

既に米軍は、キャンペーン勝利ラインに相当する+9VPを獲得済。従って北ベトナム側が引き分け以上持ち込むためには、最低でも機雷敷設を失敗させたうえで、米軍に多少なりとも損害を与える必要があります。かといって大規模な迎撃を試みたとしても、SAMやMiGへの損害も失点となるため頭の痛いところ。前日のYSGA帰りのkotatuさんカー車中でのブレインストーミングの結果、北ベトナム軍は海軍のトップガン相手の空戦を避け、対空砲と電波封鎖したSAMによる至近距離からのLOAL戦術に賭けることに決定します。

この発射後ロックオンLock-On After Launch戦術は、対レーダーミサイルの脅威に悩まされたSAM部隊が編み出したテクニックで、電波封鎖のもと無誘導でミサイルを発射したのちに、飛翔中に目標へのロックオンを実施するという荒技です。攻撃前にレーダーを発振しておく必要がないため、ARMの標的になりにくいのですが、ゲーム的にはロックオン判定のペナルティが厳しい(2D10に対して-5DRM)という欠点があります。今回は少しでもSAM部隊の損害を減らすため、背に腹は替えられずに実施に踏み切りました。

Downtown_d10_2012112506a

結果として北ベトナム側のこの作戦は図にあたり、予想侵入航路に沿って並べられたSAM大隊は、爆撃隊を機載ジャミングをバーンスルーする至近距離まで引き寄せてSA-2をLOAL斉射。攻撃後は即座にレーダーを切る戦術により、爆撃隊を奇襲することに成功。撃墜こそ発生しませんでしたが、爆撃隊すべてをSAM回避機動で兵装投棄に追い込み、任務放棄させることに成功します。

Downtown_d10_2012112508a

またHaiphong港を取り巻くように配置された対空弾幕も、改訂前のAAA命中表を思わせる精度で爆撃隊に次々とヒット。SAMによる被弾とあわせてA-7, A-6各1機、さらに被弾して帰投判定に失敗したA-7 1機の計3機の撃墜に成功します。


Downtown_d10_2012112511a

さらに米軍の受難は続き、SAM制圧に突入してきた武装護衛のF-8編隊が被弾。SAMと対空砲により2機のF-8Jが撃墜されます。最終的にこの侵攻で3名のパイロットが戦死。沿岸への侵攻だったため、脱出したパイロットはいずれも海上に着水し、無事救助されたのが米軍不幸中の幸いとなります。

ちなみに北ベトナムは今回もMiG部隊を購入していたのですが(MiG-21MF 4機編隊)、第2ターンにPhuc Yen飛行場を離陸した直後に任務放棄のランダムイベントが発生(確率02%)。呪いの言葉を吐きながら、MiGパイロットたちの一日は一足先に終了しました(笑)。写真では攻撃隊にせまる北ベトナム機が何機か写っていますが、実はすべてダミーの編隊です。

最後にBDAがHaiphon港上空を高速で通過。さすがに高度をとった偵察機は、被弾は被ったものの無損害で偵察に成功。北ベトナム防空部隊の長い一日は終了となりました。目標が盤端から近かったこともあり、プレイ時間は3時間ほど。本日の両軍の戦果は以下の通り。

・Haiphong港機雷敷設:失敗[NE] +0VP
・米軍戦闘機:撃墜*5 -2VP*5 (F-8J*2, A-6A*1, A-7E*2)
・米軍搭乗員:死亡*3 -1VP*3 (F-8J*2, A-6A*1)
・レイド合計:-13VP
・キャンペーン累計:-4VP(4/6/-1/-13VP) ※米軍大敗北Significant Defeat

キャンペーンの勝敗は、最終戦の大量失点により一気に逆転。まさかの米軍大敗という結果に終わりました。

ミニキャンペーンを通じての感想ですが、以前にDowntownを「個々の空戦・爆撃の侵攻の中の位置づけが見えるのが見えるのが良い」と評したことがあったかと思います。キャンペーンにおいてはこのさらに一段上のレイヤーで、「ある日の北爆における各侵攻の意味」が見えてくるのが貴重な体験でした。ちなみに今ミニキャンペーンでの米軍の各侵攻は、以下のような組み立てだったとのこと。

・Night Raid: ハノイ中枢へのBUFF侵攻に紛れて西部防空網の威力偵察。
・Morning Raid: 西部侵攻に紛れて防空網制圧。
・Midday Raid: 制圧した西部防空網の穴から最北のKep飛行場を制圧。
・Afternoon Raid: 北部CAPを封じた穴からHaiphong侵攻。

シナリオ指定目標のHaiphong機雷任務が決戦となることは米軍も認識しており、周到な準備を重ねていたわけです。結果的に対空部隊の活躍で目論見は阻止されましたが、北ベトナム側としてはここまで各侵攻がリンクしていたとは予想しておらず、戦略的には後手に終始していました。

また今回は70年代の侵攻を集中してプレイすることになりましたが、この時期の完成された米軍ストライクパッケージは重厚極まりなく、北ベトナムとしては今回のような一瞬のラッキーヒットに頼るしかないというのが正直な感想です。特にStanderd ARMと米空軍のチャフコリドーには閉口させられました。ゲームとしてはこれ以前、ローリングサンダー作戦後半の時期がもっとも白熱するのではないかと思います。またあんな貧弱なストライクパッケージで、エジプトに長駆侵攻するイスラエル空軍は何者だ、という話もあります。

というわけで、9月から続いてきたミニキャンペーンも終了。数日にわたる本式のキャンペーンも手を出してみたいところですが、さすがにDowntownはお腹一杯。来年以降の課題として、ひとまず休憩としたいと思います。

3か月にわたりお付き合いいただき、ありがとうございました>S木さん

|

« The Daihonei : YSGA/GCS 2012/11/24,25 | トップページ | Pax Porifiriana : GCS 2012/11/25 »

Downtown」カテゴリの記事

GCS」カテゴリの記事

コメント

こちらこそ、月一キャンペーンプレイにおつき合い頂きありがとうございます。

後、携帯復活しました(笑)。

投稿: S木 | 2012年11月28日 (水) 02時43分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: Smoke on the Water(Afternoon Raid) : GCS 2012/11/25:

« The Daihonei : YSGA/GCS 2012/11/24,25 | トップページ | Pax Porifiriana : GCS 2012/11/25 »