The Daihonei : YSGA/GCS 2012/11/24,25
本題のNo Question of Surrenderがあっさり終了してしまたっため、締めに同メンバーにてゲームマーケットの新作をプレイ。
The Daihonei - 熊猫小屋(→)
「永田町版クレムリン」ことNagata-cyoのデザイナーによる第2弾。今回の舞台となるのは、日中戦争から太平洋戦争開戦までの日本の舵取りです。
そして今回の勝利条件となるのは各派閥の「面子」。この面子は自派の陸海軍軍人・文民を閣僚として送り込んだ時点で得点するほか、「大陸攻勢」や「戦時国債発行」などの大臣のアクションにより獲得。この大臣アクションは自派の面子を獲得するほか、日本の「軍備」とアメリカの「対日友好度」を変動させます。「対日友好度」はおおむね下がりますので、各派が面子稼ぎに勤しむほどアメリカの神経を逆撫でするという展開となります。
最終的に対日友好度がゼロになった時点で日米開戦となり、一旦ゲームは終了。この時点の軍備を修正値としたダイスロールにより、「どの程度有利な条件で敗戦を迎えたか」を判定します。最良の結果でも「名誉ある講話」です。この敗北度に応じて戦犯の人数が決定され、面子の多い派閥から順に戦犯指名とそのペナルティを適用。最終的に残った面子の多い陣営の勝利となります。
簡易クレムリンのNagata-cyoと比べても、プレイはいたって軽快。プレイ時間は1時間弱というところです。
今回はNo Question of Surrenderからの4人戦。中盤まで独走していたkyoi派が、クーデターの摘発に失敗して半壊。この余波で低迷していたN村派も2位に浮上し、日米開戦へ。このまま敗戦で1位派閥が壊滅すれば勝利という皮算用でしたが、想定以上の敗戦に戦犯指名はN村派にも及び、上位まとめて壊滅。結局3位派閥の勝利となりました。
また翌日のゲームサークル坂戸でも4人戦を実施。こちらは中盤にいたってもまったく軍備が整備されておらず、大敗必至の状況に各派とも面子上昇を避けるしゃがみプレイが始まります。またこのときも中盤でクーデター倒閣が発生したのですが、問題の内閣がこちら。
この内閣じゃ仕方ないね、というところ。ついでにこれで海軍首脳が壊滅したため、残る海軍軍人がが2人のみとなり、組閣自体が困難になったというオマケつき。N村派はこちらでも上位の戦犯指名を見越し、率先して最下位をキープ。しかし戦犯指名で壊滅かと思われた2位S木派が、梅津大将の特殊能力「無言の将軍」で戦犯ペナルティを回避(*)。派閥存続により面子を保ち、戦後日本の精神的支柱となるまさかの逆転劇となりました。
(*)戦犯にカウントされるが、ゲームからは取り除かれず、指導力分のペナルティも生じないものと解釈してプレイ。
2012/12/10 追記
Daihonei ゲームルール補足 Q「梅津大将の「無言の将軍」ルール適用範囲について」 A「無効となるのは、人物カード指導力分のマイナスを免れるという意味です。その他の効果(戦犯派閥指定の-10点、梅津カード除去はそのまま適用されます)(→)
とのことでした。
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