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The Siege of Bir Hacheim : YSGA 2012/11/24

今月のYSGA連休日例会は、休日出勤発生によりまたも土曜のみの参加。つくづく横浜での連休企画には縁のないN村です。
ひとまず当初の予定のGTS課題作を一日だけでも消化しておこうということで、kyoi氏とのNo Question of Surrenderキャンペーンシナリオを企画。また直前に周辺ゲーマーに声をかけたところ、反応よく総勢4名のGTS経験者が集結。フルマップ一枚に雁首を揃えた密度の濃いプレイと相成りました。

The Siege of Bir Hacheim, June 2-June 10: No Question of Surrender - MMP()

キャンペーンシナリオのプレイとしては5月以来の2回目。状況については前回にまとめてありますので、そちらを参照()。今回は守る自由フランス第1旅団をN村が、攻める枢軸側はTrieste師団と独伊砲兵フォーメーションをkyoi氏、第90軽師団を前回経験者のsyphalias氏がそれぞれ担当。また途中参加のS木氏には、第90軽師団から分遣された第361歩兵連隊を担当していただきました。

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今回の独伊両軍は、前回の経験を生かして戦闘隊形を維持したままBir Hakeim陣地へとじわじわと接近。もちろん主攻の東側だけでなく西側へもフォーメーションを派遣し、外人部隊の予備兵力の吸引にも努めます。

対する自由フランス軍も阻止砲撃に努めますが、戦闘隊形を崩さない独伊両軍に対し、有効打を与えることができません。また枢軸側が最初から大兵力を展開してきたため、観測部隊に絞った目つぶしも困難な状態です。

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こうして攻囲初日の両軍は、セオリー通りに距離をとった砲兵戦に終始。しかし前述のような問題から、戦況は次第に枢軸側砲兵優位に傾きます。さらに夕方から独伊の重砲部隊が参戦すると、手数と火力から砲兵戦は完全に枢軸側のペースに。当初は潤沢だった外人部隊のコマンドポイントも、砲兵の制圧回復のために急速に枯渇。初日の夕暮れまでに、迫撃砲1個中隊(2ステップ)が砲撃のみで除去されてしまいます。

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続く夜間ターンと翌朝の砂嵐に紛れ、枢軸側は陣地東側の外周に到達。砂嵐が去るのを待って、2日目の攻囲戦が再開されます。この日もkyoi氏指揮する枢軸側砲兵部隊は、フォーメーションチットも投入して押せ押せの砲兵戦を展開。観測部隊も前進してきたため、もはや陣地内に安全な場所は皆無。午前中のうちに仏軍野砲2個中隊(各1ステップ)を除去する戦果を挙げます。

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これに呼応した第90軽師団は、陣地外縁にとりついた歩兵部隊で突出した仏軍陣地への突撃を敢行。守るは塹壕効果を得た外人部隊歩兵中隊でしたが、もはや気力も費えたのか、抵抗らしい抵抗もなくあっさりと除去(2ステップ)。これで累計6ステップの損害となり、仏軍モラル崩壊で枢軸側は勝利条件を達成。砲兵戦と突撃1回により、あっさりとBir Hakeimが陥落する結末となりました。プレイ時間は6時間ほど。

仏軍としては最低2-3日は粘れるのではないかとの見通しで、この日のプレイでは決着はつかないだろうと想定していたのですが、予想に反してわずか1日での決着となってしまいました。当初よりキャンペーンシナリオの問題点として懸念されていた、仏軍ステップロスに関する失点(ステップあたりモラル-5)が厳しすぎるのではないか、という問題がストレートに表面化してしまった格好です。

感想戦の結論としては、弱体なイタリア軍に砲撃を集中して敗走させ、伊軍砲兵を無力化するくらいしか対策はなさそう。現状のモラル設定のままでは、長期の攻囲戦は再現できないんじゃないの?という感触です。むむむ。

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