ハラペーニョ&乾杯! : GGG 2012/12/09
今週のGGGでは、坂戸でプレイし損ねたチームTFSのゲームマーケット新作を投入。
民主ハラペーニョ共和国の五家族 - チームTFS(→)
破綻国家「民主ハラペーニョ共和国」を舞台に、政府を支配するファミリー同士の利権争いをテーマにしたマルチゲーム。利権分配のみをクローズアップしたライトな「フンタ」といったところです。
本作の舞台となるのは、バナナ共和国ならぬ民主ハラペーニョ共和国。同国には「日本からのODA」「ソ連軍事顧問団の受け入れ」から「核廃棄物の受け入れ」まで、毎ターン3件の利権が国外から舞い込んできます。これに対し、各ファミリーはどの利権を獲得に走るか、またはスイス銀行に貯蓄に赴くかをプロット。他のファミリーとバッティングした利権は頭割りとなりますので、いかに他のファミリーを出し抜くかが悩みどころです。
また利権を獲得した場合は指定数の金チットを引くのですが、金チットの中にはそのファミリーへの民衆不満を高める「汚い金」が含まれています。これがファミリーごとに一定値を超えた場合、該当の利権に対するテロが発生。利権に関係する全ファミリーのメンバーが1名ずつ死亡してしまいます。
そして各ファミリーは3名の構成員を持ってゲームをスタートしますが、スイス銀行への入金にもメンバーが必要です。銀行に赴いたメンバーはその足でスイスに高飛びしますので、入金のタイミングを図るのもゲームのポイントとなります。また入金した「汚い金」はロンダリングされ、そのファミリーへの不満度は一旦リセットされる仕組みです。
基本的にプレイヤーは毎ターン獲得したい利権を選択するだけで、「フンタ」のような暗殺合戦やクーデターの要素はオミットされています。しかし要素を絞ったおかげで、今回のフルメンバー5人戦でもプレイタイムは30分強。至ってテンポの良いゲームでした。
今回のN村は、他のファミリーを出し抜いて、単独で高価な利権を獲得。しかし大量の金チットに含まれた、これまた大量の「汚い金」で自滅すること2回。トップには届かず3位に終わりました。妙な利権を引っ張ってきたIMF許すまじ。
Prosit - チームTFS(→)
諸侯の宴会場における毒殺合戦をモチーフとした、生き残りカードゲーム。
各プレイヤーは、手札の中から「ワイン」と「毒薬」のいずれかのカードをプロット。順番にプレイヤー間で杯を交換した後に一斉にオープンし、毒杯をつかまされたプレイヤーは即脱落。以下最後の一人になるまで、ラウンドを繰り返すシンプルなゲームです。
ちなみに全員から交換を拒否された場合、一人寂しく自分の杯をあおることになりますので、単純に毒杯をプロットすれば良いわけではないのがポイントです。また特殊カードの「God Bless Us!」(全員そのまま飲め!)と「For Our Emperor!」(俺陛下と飲んでくるわ!)も良い味を出しています。
こんなルールですので、毎ラウンドプレイヤーが半減する勢いで毒殺され、多人数でも勝負はあっさりと決まります。そんなわけでシンプルなネタゲーのつもりで投入したのですが、GGGメンバーには意外にも大ウケ。延べ5戦以上がプレイされました。
God Bless Us!
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