The Best Laid Plans : YSGA 2013/01/27

実質ミニシナリオのくせにプレイにはフルマップ3枚の連結が必要と、世界のGTSファンから憤慨されたWhere Eagles Dareシナリオ3（当ブログ調査）。
なんとforger氏がこの3枚を連結し、必要範囲だけを切り出したコンパクトなシナリオ用マップを作成されたとのこと。これはぜひともプレイせねばというわけで、マップのお披露目を兼ねて再戦してきました。

The Best Laid Plans: Where Eagles Dare - MMP(→)

というわけで、見事に常識的なサイズに収まったシナリオ用マップ。さらに今回は共通マーカーとシナリオ用ユニットセットだけ持参したため、全コンポーネントをA4ファイルに収めることができました。電車移動ゲーマにはありがたい圧縮効果です。

担当陣営は前回同様。攻める米軍第101空挺師団（forger氏）はBest北西に広がる森に隠れ、目標の市街と道路橋へと接近。対する独軍第59歩兵師団（Ｎ村）は、道路橋へのアプローチを妨害するため森の境界に防衛線を設定。ここで米軍の進出を押さえた後に、翌日は市街に撤収して粘ろうという算段です。

道路橋への進路をブロックされた米軍は、数次にわたる独軍歩兵への突撃を敢行。この方面では双方の消耗戦が続きます。独軍は増援から1個大隊を抽出し、迂回して米軍降下ゾーンを牽制する予定だったのですが、思わぬ損害に前進を中止。全部隊を防衛へと差し向けます。

こうして初日が終了した時点で、独軍増援と砲兵の活躍により米軍の前進は森際でストップ。またイベントでBest道路橋も爆破されたため、翌日の焦点はBest市街の攻略へと移ります。独軍は森際に布陣布陣していた主力の2個大隊が、背後の平地1kmを退却して市街へと撤収できるかが勝負所です。

こうして始まった戦闘2日目は、双方の牽制と移動妨害の砲撃戦でスタート。そして森側に傾注する独軍の隙をつき、米軍は増援の戦車2個中隊による北方からの迂回攻撃を実施。独軍側面の守備隊を蹂躙し、一気に市街際まで進出することに成功。市街に撤収する独軍を牽制できる、格好の射点を確保します。

一転して窮地に陥った独軍は、撤退しそこねた左翼歩兵の逆襲で戦車部隊を拘束。臨機射撃を妨害するあいだに、右翼歩兵に撤退を指示。後先を考えないコマンドポイントと砲兵の支援もあり、なんとか右翼部隊を市街に収容することに成功します。

この撤退で最終防衛線の立て直しに成功した独軍に対し、米軍は歩兵部隊の過半がこれまでの戦闘でステップロス済。完全戦力の歩兵部隊が1個大隊分という状態では、ほぼ同数の独軍が籠もる陣地化された市街の攻略は困難と判断されたため、今回のプレイはここまでで終了。米軍投了により、2日目正午で独軍の判定勝ちに終わりました。プレイ時間は5時間強。

先のプレイでも書きましたが、シチュエーションは重火器に支援された歩兵部隊によるオーソドックスな市街攻略戦です。フォーメーションのローテーションまで含め、本格的はGTS練習には格好のシナリオという印象でした。