« The Race for Tunis : GCS 2013/02/23 | トップページ | トブルク強襲1942 : GCS 2013/02/24 »

Bloody Keren : GCS 2013/02/24

土曜のTunisiaに続いて、日曜もアフリカ戦線のウォーゲームをプレイ。
ただしこちらはアフリカ軍団どころか地中海沿岸ですらなく、ウォーゲームでは珍しいエリトリア高原での戦いがくり広げられました。

Bloody Keren - Wargamer#59()

Wargamer#59付録。(赤道より)北アフリカは連合軍エチオピア戦役の支作戦。内陸の英領スーダンから紅海の要衝マッサワ港をめざし、イタリア領エリトリアを横断するキャンペーンを1ターン1週間、1ユニット大隊~旅団で再現する作戦級ゲーム。

Wg59_bloody_keren_2013022401a

イタリア領東アフリカに関するゲームがほとんどないうえに、今のところエリトリア戦役となると本作が唯一のゲームなのではないかと思われます。ちにみに昨年World at War誌の付録となったKerenは、本キャンペーンの激戦地となったKeren峠の戦闘のみを扱った会戦クラスのゲームです。

システムは独立色の強いTigre州に関するルールが目を引く程度で、いたって普通の移動-戦闘の作戦級。デザイナーは本邦では「チュニジア大突破」のデザイナーとして知られた、北アフリカの人 Vance von Borriesです。製作時期やスケールから"Battles for North Africa"シリーズの一作かと思っていたのですが、別段共通システムではない模様。もっとも同シリーズを連続してプレイする疑似キャンペーンのルールが本作にも記載されているため、一応準シリーズゲームという扱いではある模様です。

進撃路の限定された山岳地に押し寄せる英軍を要衝の峠と交差点で食い止める展開は、バルジ的と言えなくもないシチュエーション。ただしバルジとは異なり、イタリア軍にパットンの後詰めはありませんので、ミューズ河(紅海・エチオピア国境)まで寄り切られてしまう前提の攻防のはっきりしたゲームです。

勝利条件は主要都市の占領とイタリア軍ユニットの除去によるVP制で、英軍のステップロスがマイナス点です。イタリア軍も精鋭部隊と砲兵を集中すれば反撃用のスタックが作れますので、これで英軍をどれだけ出血させられるかが焦点となるようです。

今回は守るイタリア軍をforger氏が、攻める理軍をN村が担当。英軍は序盤の部隊数の優位を生かし、全戦線で攻勢に出る飽和攻撃を仕掛けます。対するイタリア軍は、最前線の部隊を撤収させるとともに、増援部隊をエリトリア高原中央の山岳地帯に展開。各峠に防衛線を構築します。特に北部の要衝Kerenに集結した伊軍精鋭部隊は侮りがたく、何度か反撃に出ては英軍に痛打を浴びせます。

Wg59_bloody_keren_2013022403a

Keren攻防戦に懲りた英軍は、主力を中央部にシフト。平地ではマチルダ重戦車中隊が、山地では砲兵を集中してAresca北部の峠を突破。また平行してエリトリア北部から侵入した増援部隊が、側面を破ってKeren峠の背後を遮断。補給切れにより伊軍精鋭の動きを封じます。

Wg59_bloody_keren_2013022409a

この伊軍主力が拘束されたことで、英軍はMassawa港とAsmara高原へのフリーハンドを獲得。以後は掃討戦が続くと思われたため、今回のプレイはゲーム半ばのここまでで終了としました。プレイ時間は3時間強。

全体としては地味で一方的な展開ながら、史実同様にイタリア軍の積極果敢な反撃もあり。外連味はありませんが、エリトリア戦役のポイントは押さえた佳作といったところです。

|

« The Race for Tunis : GCS 2013/02/23 | トップページ | トブルク強襲1942 : GCS 2013/02/24 »

GCS」カテゴリの記事

WG59 Bloody Keren」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: Bloody Keren : GCS 2013/02/24:

« The Race for Tunis : GCS 2013/02/23 | トップページ | トブルク強襲1942 : GCS 2013/02/24 »