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BIOS: Origins(BIOS & Origins era) : YSGA 2013/05/26

先週坂戸でのリハビリ戦に続き、今週はいよいよBIOS: Originsの連結プレイを開催。
中生代から現代まで、生物と文明の進化を駆け抜けてきました。

BIOS: Origins(BIOS & Origins era) - Sierra Madre Games()

◆BIOS era

今回の担当種族は、アフリカスタートの肉食系爬虫類Dino-croc(forger氏)、南米の肉食系哺乳類Dog-face(S木氏)、東南アジアの草食系哺乳類Two-tusker(N村)という布陣。3人プレイで狭い中南米に2種族がバッティングすることを避けるため、種族選択の段階からChisel lizardは外してあります。また事前の談合により、各自ピーキーな戦略で新要素を漏れなく試すべく合意。序盤ポカミスの仕切り直しののちに、本戦を開始しました。

Bios_origins_2013052601a

また前回適用し忘れたBIOS編ルールの変更点として、大洋の横断条件と、飛行生物の定義がBIOS: Magafaunaと異なっていた点が事前協議の話題となりました。今回はいずれもBIOS: Originsのルール(「飛行生物とMM/MMMが大洋を通過できる」「Size[1]かつPSSSが飛行生物」)を適用しています。飛行生物の移動範囲が広がった代わりに所要DNAが4個となり、進化の手間が増えたのと大災害への耐性がネックとなるのがポイントです。

というわけで中生代・新生代の状況ですが、Dog-face(S木氏)は、今回も文化偏重の超古代文明プレイ。序盤から大西洋が出現したため、早々にアメリカ大陸固有種となりましたが、北米を中心に高密度で繁殖。本命種族はすべての本能を獲得し、BIOS編を終了します。また化石プレイでも高得点を確保し、2位に1.5倍する得点でBIOS編の勝者となります。

N村の担当するTwo-tuskerは、水棲人を目指して海洋生物路線へ。アザラシをベースにした両棲生物としてユーラシア東部に拡散。中盤から水棲化を果たした本命亜種を作成し、「飛び道具」と「道具使用」の文化を追加してBIOSを終了します。結果は人口点はDog-faceと互角だったものの、化石点で大きく引き離されて2位止まり。

対して飛行人を目指したのがDino-croc(forger氏)。今回はなかなかS-DNAが出現せず、また中盤の大災害で壊滅寸前になるなど苦戦します。しかし終盤にはきっちり翼竜を作成して復活。残念ながら災害の余波が大きく、得点は伸びずに3位終了。

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ここまでのプレイ時間は2時間弱。カードデッキ枯渇によるゲーム終了で、BIOS: Megafaunaとしては標準的なプレイ時間です。


◆BIOS→Origins変換

BIOS編が終了したところで、各プレイヤーはBIOS編を生き残った担当種族(最大4亜種)からOrigins編で人類Humanoid(本作では「道具を使用する知的生物」程度の意)として使用する種族と食性を決定します。

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こちらはN村Two-tusker陣営が選択した雑食の触手アザラシ。道具も使える触手で海底を這い進み、音響増幅器官から繰り出す超音波攻撃で獲物を捕らえます。こうした獲得済の特性により、Origins編初期インフラとして「大地支配2」「金属加工1」「航海術2」「エネルギー1」を獲得。スタート位置はインドネシア、ブレインマップはクロマニヨン人です。

Dog-faceは果実[H]を主食とし、赤外線視力[N]と鋭い牙[M]を持つ両棲夜行人を作成。夜戦により都市攻撃にボーナスを持つ陸上人類です。初期インフラは道具使用による「エネルギー1」、両棲の「航海術1」、性競争文化から「疫学1」。またこの夜行人は文化プレイで全種類の本能を獲得していたため、いきなり頭脳を解放して時代IIからスタートすることも可能でした。しかしS木氏は、農耕獲得の便宜を考慮し、あえてこのオプションを放棄。スタート位置はメキシコ湾岸のネイティブ・アメリカン。ブレインマップはホビットです。

Dino-crocも予定通り、果実食[H]の翼竜人を作成。飛行能力にDNAを取られたため、目立った特殊能力はなく、初期インフラは飛行による「航海術3」のみ。こちらのスタート位置はアラビア海、ブレインマップは北京原人です。

また本作の飛行人類は「華奢な体格のため捕食動物に弱く、捕食者の存在しない離島でしか生息できない」というこじつけで、水棲人同様に海洋スポットでなければ生存できない設定になっています。ルール簡素化のための処理だと思われますが、これはちょっと苦しい。


◆Origins era

各人類の作成が終了したら、いよいよOrigins編の開始です。BIOS: Originsでは通常の終了条件に加えて、終了のトリガーとなるプレイヤーは「航海5」(ロケット技術)のインフラを所有している必要があります。また今回はゲーム終了時の処理についてはNo Final Chaosのオプションルールを使用しました。

さてOrigins序盤の醍醐味であり、また多くの挫折者を生んだ難関でもあるのが、農耕と家畜化による時代Iのエネルギーインフラの獲得です。通常はこの部分にかなり時間を取られるのですが、前述のように連結プレイではいくつかのインフラをBIOS編で獲得しておくことが可能です。今回は最初から「エネルギー1」を獲得していた海豹人と夜行人が、速やかに時代IIに移行。またベテランforgerの翼竜人も、イトマキエイをぬかりなく家畜化。以後は必要な資源を求めて地球上を縦横に移動する翼竜人と海豹人に対し、北米に逼塞する夜行人がカードプレイで追いすがる展開となります。特に翼竜人forger氏はBIOS編の遅れを取り戻す勢いで、文明化レースのトップに躍り出ます。

余談ですが、一部マニア期待のメガロドン鮫兵は海豹人が家畜化に失敗。残念ながら有史以前に絶滅してしまいました。ついでに唯一の地上人類の夜行人は、北米でマストドン象兵の開発に成功していた模様です。ちなみに蒙古馬は、近代に入ってから夜行人の中東石油探検隊が発見。「鼻がないとか象乗生物として失格」とスルーされました。

続く時代IIでは、これまた定番の「エネルギー2」を生み出す生物油の獲得競争が勃発。このレースは大西洋を横断し、アルゼンチン沖の鯨油を押さえた翼竜人が先行します。対する海棲人も、延べ10枚近い資源化カードを浪費しながらハワイで鯨油を確保。夜行人は砂漠化が収まるまでカリフォルニア沖の資源にアクセスできず、苦戦が続きます。

さらに時代IIIでもエネルギーの獲得競争は続き、焦点は南米ベネズエラ油田へ。本ゲームでは中東とベネズエラの2箇所にOil資源が設定されているのですが、当時地球では寒冷化による海退現象が進行中。ペルシャ湾が干上がっており、沿岸生活者の海豹人と翼竜人は内陸と化した中東にアクセスできませんでした。また中米は夜行人の勢力範囲でしたので、石油採掘をもくろむ海豹人と、妨害する原住民との戦争が勃発します。最終的に息切れした夜行人の隙をつき、海豹人が石油採掘に成功。「エネルギー3」を確保して時代VIへと進みます。

ところでこの海豹人の石油発掘隊、インドネシアの海豹根拠地からベーリング海峡経由で北米大陸に至り、大陸西岸を南下。マゼラン海峡を通過して大西洋に出ようとしたところ、氷河で海峡が封鎖されていることに気づいて遠征を断念(馬鹿)。仕方なく翼竜人テリトリーのインド洋と喜望峰を駆け抜け、大西洋を横断してベネズエラに到達したのでした。

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こうして単独で時代VIに突入した海豹人でしたが、今度は勝ち逃げを阻止する翼竜人との抗争が勃発。連続した冷戦を仕掛けられ、長引く混乱からの回復に手間取ります。この間にオーストラリアのウランを確保した翼竜人も時代VIへ。復興に手間取る海豹人にこれを阻止する余力はなく、ミサイル技術を達成した飛行人が人工衛星の打ち上げに成功(Golden Age終了)。Origins編は終了となりました。

Origins編のプレイ時間は、連結ルールのインスト込みで4時間弱。ルールが増えた半面、連結プレイによるインフラの底上げがありますので、プレイ時間はオリジナルと大差なく、むしろ短縮化された感触です。


◆最終集計

会場でのOrigins編の得点計算にミスがありましたので、プレイ写真から改めて集計した結果をメモしておきます([BIOS編]+[Origins編]=[VP合計])。

Dog-face夜行人[H] 40 + 09 = 49VP
Dino-croc翼竜人[P] 18 + 22 = 41VP
Two-tusker海豹人[C] 30 + 16 = 46VP

Bios_origins_2013052623a

写真はOrigins編で猛烈な追い上げを見せた翼竜人。残念ながら先史時代の出遅れが尾を引き、総合ではDog-face夜行人の勝利となりました。

というわけで、中生代から現代にいたる壮大な人類史を1日で完遂。破綻もなく無事にゲームは終了し、大変頭の悪い人類史を堪能することができました。

とはいえまったく問題がないわけではなく、まず各ゲームのVP配分はこのままで良いのか、という問題があります。特にBIOS編のVPは青天井かつプレイヤー格差が大きいため、ここで大差がつくと逆転は困難です。本作の想定プレイヤーはあまり気にしないと思いますが、競技プレイ派にはまだまだ調整が必要でしょう。

またヘクス単位で活動する飛行人と水棲人の活動は大味で、Origins本来の環境と戦うカツカツ感はあまり感じられませんでした。おそらく本来の想定としては、北米1、ユーラシア2、水棲人か飛行人1くらいの配分で、海空組は縦横に展開できる反面、地上資源への割り込みが難しいといったバランスを想定しているのではないかと思われます。

さらにこれと関連して地上人類の活動が北米に限られたため、BIOS編から残されたバイオームタイルと食性のルールが活用されなかったのは残念なところ。このあたりはわざわざ半漁人&鳥人間プレイを試したが故の自業自得ですが、次回があれば地上人対決を試してみたいと考えています。


◆「Lost Legacy」&「ファラオの帰還」

プレイ後の締めには「Lost Legacy」と「ファラオの帰還」を連戦。
先日のプレイでは「Lost Legacy」の「空中庭園」は、「星へ行く船」よりちょっと劣るかな、という印象だったのですが、今回はほら吹きお爺ちゃん(語り部)大活躍でちょっとハマリました。

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