Decision: Iraq - GGG 2013/07/14
先日の輪講プレイに引き続き、今月のGGGのメインゲームにはイラク戦後処理会を開催。
Decision: Iraq - Modern War#6(→)
N村の担当は対反政府勢力こと多国籍軍側。ちなみに本作、陣営名が反政府勢力Insurgentと対反政府勢力Counterinsurgentなので、ちょっと混乱します。デザイナーのこだわりなのはわかるのですが、新生イラク政府と反政府勢力でいいじゃないの、プレイ中にはボヤキが入りました。
前回の戦訓をもとに、S木氏率いる反政府勢力は市民を巻き込んだ自爆攻撃で多国籍軍を圧倒。これは低比率の方がVPの獲得効率が良い市民運動CRTの特性を利用したもので、部隊の消耗と引き換えに高確率で自軍VP(ネットウォーポイント)を獲得、または敵のVPを減少させることができます。
こうした反政府側ターンの攻撃で、多国籍軍VPはサドンデス寸前の一桁台まで減少。この減少分を自軍ターンの反撃で取り戻すという瀬戸際の戦いが続きます。これに根をあげた多国籍軍は、大規模な反撃作戦であるサージSurgeを宣言。イラク民兵と警備保障会社を大量動員し、インフラ守備を多国籍軍部隊から移管。浮いた多国籍軍部隊による反撃作戦を開始します。これによる反政府勢力ユニットの掃討作戦自体は不発に終わりましたが、支配エリアの拡大には成功。反政府側とイラクを二分するまでに勢力を盛り返します。
こうして一旦は均衡したイラク情勢でしたが、多国籍軍は与党の躍進(イベント「イラクの重要な選挙」)を背景に追加のリソースを獲得。これによりイラク民兵に加えて正規軍師団、そして地方復興チームの動員を開始します。特にインフラ支配のスペシャリストである地方復興チーム(ルール上は戦力と移動力に劣る特殊部隊扱い)が反政府勢力エリアの切り崩しを開始した影響は大きく、新生イラク政府は拡大再生産のサイクルに突入します。
対する反政府勢力ですが、これまでのVPサドンデス狙いの自爆攻撃が災いし、部隊数も練度も横ばい状態。正規軍と特殊部隊の両輪で巻き返す多国籍軍に対抗する算段が立たず、今回は序盤1/3ほどで投了となりました。
多国籍軍側の感想としては、先日の感触どおり多国籍軍からイラク軍へ、民間軍事会社から民生支援への移行が自然に再現されるのはさすがMiranda先生。
ただVPのブレ幅の点では、0-100点のVPゲージがターン中に50点くらい平気で動く荒っぽさは心臓に悪いです。とはいえきちんと対処しておけば、首の皮一枚でサドンデスは回避できるようで、押さえるところは押さえられている模様。N村としては今年のベストゲームにノミネートするくらいには気に入りました。
というわけでひとまず多国籍軍の流れはつかめましたので、次回は是非反政府側でプレイしてみたいところです。
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