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HF Interstellar game : YSGA 2013/08/17

Expanded gameに続いては、懲りずにInterstellar gameの協力プレイを開催。

Interstellar game, High Frontier - Sierra Madre Games()

今回の恒星船には、彗星にテラワット級スラスターをクラスター式に搭載し、彗星自体を恒星間世代宇宙船に仕立てた巣箱船Beehiveを使用。前世紀のSF者には、ベンフォード&ブリン「彗星の核へ」()と言えばイメージしやすいかと思います(一部ネタバレ)。

巣箱船のゲーム上の特徴としては、大質量であるため低速かつ減速も困難で、一旦停止すると再出発することができないという欠点があります。対して彗星上の豊富な資源を利用できることから、搭載重量に制限がなく、航行中でもオーバーホールを随時実施できる点が長所となります。また万単位の人口を抱えていることから、一部イベントの効果が過激に変更されており、今回はこの点が問題になりました。

また余談ですが今回はスラスターとしてSolem Medusa Tugged Orionを採用。このスラスターについてはWikipedia()にも解説がありますが、ペイロードとセイルの間で核爆発を起こし、この反動をセイル(とセイル周辺に展開した磁気セイル)で受け止めてペイロードを引っ張る「牽引式核パルスロケット」とでもいうべき豪快なシステムです。巣箱船ではこれを30機以上展開して一斉に使用する想定だそうで、ちょっと待て、と言いたくなります(笑)。

問題のゲームの方は、Alpha Centauri方面に有望な惑星が発見できなかったことから、Barnard's方面へと進路を変更。しかし道中2回にわたる船内紛争で、反対派が次々と粛清され船内人口が激減。最終的に生き残ったクルーも事故や病気で命を落とし、船内に残されたのは自己増殖する反乱ロボットのみに。こうして無人の彗星がバーナード星に向けて漂流するという悲惨な結末に終わりました。明らかにこの新設の巣箱船反乱ルール、テストプレイしてないよね?

ちなみにゲーム上の人口は1万人単位のため、おそらく100人単位の生存者は残っているものと思われます。廃墟と化した彗星の内部で、自己増殖ロボットと抗争・共存する生存者のコミュニティ……というのはSFの設定としては面白そうです。

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