A Distant Plain : 平日会 2013/10/23
今週はforger氏と偶然休みが重なったため、急遽秋葉原にて平日COIN会を開催。
さすがに当日告知で集まった暇人は2人のみでしたが、ならばということでアフガンの2人プレイに挑戦してみました。
A Distant Plain : GMT Games(→)
というわけでNPF(non-player faction)ルールを用いたADPの2人プレイです。COINシリーズでは各派閥にフローチャート式のNPF行動ルールが用意されており、4人未満でもこのNPFを交えてプレイすることが可能です。もちろんプレイヤー1人対NPC3派閥でのソロプレイも想定されています。
こうしたシステムが用意されているとなれば、当然NPFの強さが気になるところです。以前にAndean Abyssを3名&NPFカルテルでプレイした際は、危うくNPFに勝利を奪われそうになる場面もあり、よく練られたアルゴリズムという印象でした。またこのフローチャート自体も、プレイの指針として非常に参考になります。NPFを使用しない場合でも、一度目を通しておくことをお勧めします。
今回の分担は、プレイヤー2名が連合諸国(forger氏)とタリバン(N村)、アフガニスタン政府と軍閥をNPFとする標準の2名プレイ。結果は序盤から順調に伸びるタリバンをCOIN側が阻止できず、第2プロパガンダであっさりとタリバン勝利に終わりました。
通常の4人プレイであれば、伸びるタリバンをCOIN側が協調して叩き潰すところですが、今回はNPC政府が暴走。リソースの許す限りオペレーションを実施するアルゴリズムにより、序盤からCOIN側の共有リソースを圧迫。第1キャンペーン半ばで早くもリソースを枯渇させてしまいます。さらには「政府OPでリソース枯渇」→「連合パスでリソース獲得」→「政府OPで消費」という無限ループに突入。終盤には連合用のリソースを確保するため、いかに政府にオペレーションを実行させないかを念頭に、手番を組み立てる有様となりました。
結局連合プレイヤーが実施できたオペレーションは、第2プロパガンダまでの間に2回のみ。「COIN側2派閥でリソースを共有させる」という本作の特徴が、完全に裏目に出た格好です。政府NPFのアクションフロー自体は頷ける内容だけに、派閥間の調整が考慮されていないのは非常に残念な点です
またこの一方の派閥がリソースを消費しつくす問題は、政府・連合のいずれがNPFである場合も発生してしまいます。このため感想戦では、2人プレイでは両プレイヤーが政府側とゲリラで対立するよりも、むしろ政府・連合を担当して協力プレイから相手を出し抜くゲームにした方が良いのではないか、という結論に。これはなかなか面白そうな設定ですので、機会あれば試してみたいと思います。
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