GGG 11月例会 : 2013/11/10

今月のGGG例会は、恒例のゲームマーケット新作会。

無慈悲な鉄槌 - チームTFS

ゲームマーケット2013秋新作。某国の瀬戸際外交を題材にした1列ニムト。

調子のいい煽り文句を並べ続けると、軍部が本気にして本当に戦争が発生してしまいます。このため適当なところで、誰かが泥をかぶって尻拭いしなければならないという構造を、ニムトのシステムに落とし込んだところがポイント。また一発逆転の手段も用意されているのが巧いです。
手軽さが受けて、空き時間に連戦。

ロストレガシー　百年戦争と竜の巫女 - ONE DRAW(→)

こちらもGM2013秋新作。「ロストレガシー」の第2弾。こちらも空き時間に連戦。

今回も2セット分収録で、「ヴォーパルソード」は「ラブレター」に似た正体推理脱落系。「竜の杖」は探索順の変動による綾が駆け引きを生む、これまた違ったテイスト。ゲームシステムは共通ながら、カードの入れ替えで雰囲気がガラッと変わるのは流石です。

ゴーストハンター13タイルゲーム - グループSNE(→)

forger氏提供。幽霊屋敷の探査をテーマとした協力型ゲーム。

各プレイヤーはそれぞれ特殊能力を持つ探索者の一人として、幽霊屋敷の玄関タイルをスタート。新たに進入した部屋ごとにタイルをめくって屋敷を作成。部屋タイルに指定された種類のイベントカードを使用してイベントを解決しつつ、シナリオで指定されたフラグの回収を目指します。ウォーゲーマー的には、シナリオとイベントのあるDeath Maze(SPI)というところでしょうか。
今回はプレイヤー4人＋ゲームマスターで、入門シナリオを時間切れ敗北。プレイ時間は1時間弱というところ。システム自体はシンプルで、ボードゲームとしてはシナリオ次第、という感触。これは本格的なシナリオでの再戦を希望。

ねこあつめカードゲーム - 9 Joe(→)

S木氏提供のGM新作。「ミルク」「さかな」「ねずみ」などの手札で役を作り、対応する場札の猫カードを獲得してゆくカードゲーム。あとは獲得した猫ごとの特殊能力や、イベントカードがあるくらいで、ゲーマー向けには物足りないところでしょう。
ただし本作の意図する「小学生低学年から遊べるテーブルゲーム」としては十分な内容で、特にほとんどのテキストがひらがなに開かれているのは素晴らしいところ。「子供でもプレイできます」といううたい文句のゲームは多いですが、子供自身が読み込むところまできちんと配慮されている同人ゲームは初めて見ました。これなら我が家の6歳児も自力でプレイできそうで、入手しておかなかったのを後悔しました。
今回はクスリ（またたび）の力で大量誘拐に成功したKNS氏の勝利。