HF Colonization game : 2013/11/03 YSGA
そろそろ欧米のゲーマーにも行き渡り、プレイ報告もアップされ始めたHigh Frontier Colonization.
新たにリライトされたシリーズ統一ルール(→)も公開され、予告されたさらなるアップデートに戦々恐々とするN村です。
今回はアップデート前の最新和訳までのルール確認として、forger氏との2人プレイを開催してきました。
Colonization game, High Frontier - Sierra Madre Games(→)
ゲーム仕様は最新和訳(JPv3.0)をベースに、最新ルールからセットアップ時の資源枯渇サイト(月&火星)と、勝利条件(盤上の駒によるVPをカウントしない)を適用。また今回初めて「アイデア・ターン」をプレイするクイックスタート・オプションを使用しました。クイックスタートは旧ショートゲームより若干手間はかかりますが、ある程度は自分の戦略に沿ったカードを集められ、駆け引きも生じるため、両名ともおおむね好感触でした。
結果は経験者2名ということもあり、6時間で2戦を完遂するハイスピードぶり。プレイヤー1人あたりの所用時間が1.5時間といったところで、プレイ時間の参考になるのではないかと思います。ちなみにペース配分としては、最初の30分で1個目のET工場を建設。続く60分で研究所を完成させ、90分で「未来」を達成する、といったペースでした。
国連(forger氏)対ESA(N村)の1戦目は、それぞれCeresとVestaを足掛かりに深宇宙へ。確実な成果の見込める冥王星系を目指した国連に対し、ハレー彗星に挑んだESAが賭けに成功。現地で製造したロボット植民者で、「フォン・ノイマンの夢」を達成して勝利。
続く中国(forger氏)対NASA(N村)の2戦目は、無難にHerthaを開発するNASAに対し、中国は前方トロヤ群のHektor(D型)を目指すという珍しい展開。さらに中国は、基本マップ側で唯一のTNOサイエンスサイトである、Chironを目指す動きを見せます。これを1戦目のESA同様、Hektorで製造したロボットを用いた「未来」による電撃勝利を目論んでいるものと判断したNASAは、慌ててEncke彗星へとWet-Nano Ecologistを投入。同彗星の探査と、研究所の設置に成功します。
対する中国は、MW級スラスターでのChiron開発にこだわったため、搭載容量に余裕のない無人機での事故が多発。性能がイマイチなD型GW級スラスターを開発せず、既存の技術に頼った判断が仇となりました。これで時間的な余裕を見たNASAは、Encke彗星で開発したTW級スラスターにより木星系のIoを開発。同地に設置した推進レーザー施設により、レーザー推進型輸送船を実用化すると3機の移動工場を太陽系外縁へと派遣。2箇所のsunlensと、Huyaに工場を設置すると、恒星間レーザー推進の発信施設と集束レンズの設置による「スターウィスプ」を達成。太陽系の果てまで拠点を広げたNASAの勝利に終わりました。
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