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Fire in the Lake - GCS 2014/09/28

今月のゲームサークル坂戸は、初プレイお2人をまじえたFire in the Lakeのインスト戦。
午前午後での2連戦を開催してきました。

Fire in the Lake - GMT Games()

Short: 1965-1967, Westy’s War—Escalating battle for the South

まずはショートシナリオでのインスト戦。第2キャンペーン中に単独トップに立ったUS(Foreigner氏)が、慎重に得点を刻んでタイミングを計るパス戦術を披露。見事クーデターを引き当て、第2クーデターでのUS勝利に終わりました。プレイ時間は2時間弱。

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N村の担当したNVAは、ストレートな軍拡領土拡大志向が最も初心者向けという印象。懸念していたキューブの動員は割合簡単に進みますが、過信は禁物。ゲリラと違って発見不要で標的になりますので、米軍が本気を出すと一瞬で燃えつきます。守備用に、ある程度のゲリラを混ぜてプレイした方が良いようです。また特殊アクションのbombardmentは一発の威力こそ小さいですが、一方的に米兵を狙い撃ちにできます。午後にUSを担当していた際は、細かな損害が積み重なって非常にウザい攻撃でした。


Medium: 1968-1972, A Better War—Looking for light at the end of the tunnel

続く午後には、レギュラーサイズ(12枚)の3クーデターシナリオ。戦争中盤、各派閥が南ベトナムでがっぷりと組み合ったところからのスタートです。

わずか1枚で終了した第1キャンペーンを経て、続く第2キャンペーンは予想通りの長丁場となります。20枚近いカードプレイの末、カンボジア内戦を制したNVA(親方日の丸氏)と、地道な議会工作により手駒を増やしたUS(N村)が台頭。各派のリソース枯渇も迫る中、まずUSが切り札「ラインバーカーII作戦」による逃げ切りを試みます。しかしこれはNVAの切り札「イースター攻勢」によりキャンセル。NVAによる大攻勢が開始されます。

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先のイベント「カンボジア内戦」によりカンボジア国内に大規模な正規軍を派遣し、既にメコンデルタと「鉄の三角地帯」への浸透を進めていたNAVは、この二方面からSaigonへの進撃を開始。合計13駒に達する一大攻勢により、一時的にサイゴンの制圧に成功します。しかし続く手番に空輸で部隊をかき集めた米軍が、基地の火力支援による14ヒットでこの攻勢を粉砕。とばっちりでこれまで放置されていた市内のVC基地も壊滅し、NVAによるサイゴン占領は3日天下に終わりました。しかしこのサイゴン攻勢を陽動に、NVAは抜け目なく北部でHueとDa Nangを確保。ようやく登場した第2クーデターではVC(Foreigner氏)とARVN(マッコイ氏)の必死の妨害でサドンデスとはなりませんでしたが、切りのよいところで時間切れ終了。NVAの優勢勝ちに終わりました。プレイ時間は4時間強。

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こちらでN村が担当したUSは、能力、立ち位置ともA Distant Plainの連合諸国に相当する派閥です。しかし得点源のひとつである部隊の投入・撤退が、クーデター手順中に限られているため、連合諸国のような撤退勝ち逃げは困難です。勢い盤上での支持確保がプレイの中心となり、長期的な戦略が求められることになります。またADPと異なり、ARVNは米軍キューブを護衛してはくれません。NVAの正規戦指向も相まって、兵員の損害はCOINシリーズではかつてないほどかさみます。上記のイースター攻勢で見せたように戦闘力こそ強烈ですが、様々な政治的制約に足を引っ張られた、ベトナム戦争らしい上級者向けの派閥という印象でした。

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